「ダークホース」ではない   

並みいる夏興行の中でまるで有力視されず、それこそ日本でヒットしたら「いやあ、ダークホースでした」なんて言われそうな「ダークナイト」がようやっと週末に全米で公開されて、本命中の本命らしく驚異の大ヒット、その様子を伝える記事がこれ。

興行成績の2位以下を大きく引き離して、週末の三日間で165億を稼いで歴代1位。
この春に発売されたヒースのジョーカー人形も、アメリカではあっという間に売り切れたらしいし、公開当日列をなすコスプレ観客らが異様に盛り上がるニュース映像などを見ると、近年マーベルコミック系ヒーローに圧されまくっていたDCコミックの、本家本元ヒーローがついに王座に返り咲いた感じで、それにしてもこれほど日米での温度差がある作品も珍しいとつくづく思ってしまう。

「長い、暗い、退屈」などという一部の評価もありつつ、CGや見せ場のオンパレードで、物語性の希薄な近年のハリウッド大作に反旗を翻し、ドラマ性を重要視した「バットマン ビギンズ」で築いた作風をさらに押し進めたであろう「ダークナイト」の評価もますますの大賛辞が贈られてい、いよいよ明日に迫った試写会へ向け、パンチの効いたスコアの続くサントラもバッチリ聴き込んで私の準備も万端といったところ。
それにしても観る前にサントラ聴くなんて、高校生の頃の「E.T.」以来だよ。あんときゃ、案の定期待しすぎてガッカリだった、なんてよくあるパターンだったけど。
期待値は、「スターウォーズ/帝国の逆襲」につづく第三作目を待ちに待った「ジェダイの復讐」(当時の邦題はこれ。今は「ジェダイの帰還」になってるのかな?)と互角。これも期待しすぎてガッカリだったという、ともに"過度の期待は禁物だ"と、過去の経験は私に教えてくれているが、そんなこと知ったことかよ。
結局ギリギリまで仕事が入ってしまったけれど、いざ目撃してしてまいります。
では、また明日。
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by wtaiken | 2008-07-21 19:43 | 蝙蝠男の孤高の戦いは続くのか

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