今週のインターステラー   

今年公開の見逃してしまった映画が早々と次々ソフト化され、忙しかろうとなんだろうとほぼリリース日に近隣のTSUTAYAへと赴きレンタルして速攻鑑賞した中でダントツに面白かったのは「ウルフ・オブ・ウォールストリート」で、全盛期のスコセッシを彷彿とさせるテンポで押し切って、とはいえさすがに最後の方は「少し長くねえか」とも思ったけれど、それにしても一貫してハイテンション演技で狂気を演じまくるセックス・ドラッグ浸けのディカプリオには大いに笑わされたし、確かに全編「ファ○ク!」を連発しすぎかもしれないけど、これはオスカーを手にした「ダラス・バイヤーズ・クラブ」のマシュー・マコノヒーと双璧、というよりはこれでとれなければいつオスカーを手に出来るんだくらいの、個人的にはディカプリオに軍配なくらい最高の演技でした。

逆にひどかったのは、とにかくもう全編どうでもいい作品になってしまっていた「キックアス / ジャスティス・フォーエバー」、役者としては好きでも監督作となるととても認められないジョセフ・ゴードン=レヴィットの「ドン・ジョン」、そして「ブラック・スワン」という大傑作をものしながらもこうまで次作がひどいことになってしまうのかのダーレン・アロノフスキー「ノア 約束の舟」あたりか。
それでも意外な描写だった、神からの啓示を受けてしまった男がそれを遵守するため家族に犠牲を強い狂気へと堕ちていくノア、孤独の中で果てていく...なんていう「ゴット・ファーザー」みたいなラインをさらにもっと強調すれば、もしかしたら面白くなったかもしれないとも思った。まあ所詮日本人にとっては「地球上のありとある動物のつがいを舟に乗せ大洪水を生き延びた男」の物語でしかないわけで、「おごり高ぶっちゃいけません」的な、どうにも教訓めいた後味しか残らない映画でした。

さて「ウルフ・オブ・ウォールストリート」ではディカプリオの先輩として短い出演ながらも強烈な印象を残し、そして主演としてのオスカー受賞作「ダラス・バイヤーズ・クラブ」では比較的オスカーを穫りやすいと言われがちな " 極端に太ったり痩せたりする肉体改造 " ものではあるものの、そりゃやっぱり役者としての存在感がいつの間にかかなりハイレベルなフェーズに突入していたマシュー・マコノヒーの、と前置きするまでもない最新作、クリストファー・ノーランの「インターステラー」が先週のポスターリリースラッシュに続いて今週も横長バナーポスターと、イギリスの映画雑誌「EMPIRE」紙上に公開した劇中と舞台裏のスチルをご覧ください。

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予告篇でも観ることが出来るこの上下サイドイッチシンメトリーというかなんというか、「インセプション」の夢の中にも出てきたこの風景、ノーラン好きなんだね。
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どこか「バットマン・ビギンズ」を彷彿とさせる、氷の惑星?
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マシュー・マコノヒー出演映画はあまり観ていないけど、バットマンを演じる以前のクリスチャン・ベールが出ている、あまり面白くないドラゴン・スレイヤー映画「サラマンダー」での、終末世界に生き残ったアメリカ軍軍曹を演じるマッチョなマシュー・マコノヒーは、その映画で唯一の見物です。関係ない話ですが。
相変わらず撮影現場であってもスタッフジャンバーなど絶対に着ないノーランスタイルは健在ですね。
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ショート時代のアン・ハサウェイ。
最近はようやく髪を伸ばしはじめていますが、こちら ↓ 現在撮影中のオフ・ショットにみられる来年公開ロバート・デニーロ競演作でのこの髪は、ちなみにウィックです。まだこれほどに長さは復活していません、などというアンちゃん情報。
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ケイシー・アフレックとジェシカ・チャステイン兄妹。秘密主義のノーラン作だけあって役柄も不明...なんて記事に紹介されたりなんかしてますが、予告篇から憶測可能なマシュー・マコノヒーの子供たちの大きくなったのがこの二人です、と言い切って大丈夫でしょう。
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これらスチルが掲載された「EMPIRE」表紙と、今日の締めはやはりアン・ハサウェイでひとつ。
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by wtaiken | 2014-09-25 12:15

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