昨日のバットマン   

程度の差こそあれ、それぞれが実に楽しんでいるコスプレイヤーたちの集うオタクの祭典「コミコン2013」in サンディエゴ。
なんといってもアメトイ最大のフェスなので、注目していたホットトイズの新作発表で詳らかになったのは、昨年ようやく商品化が可能になったTV版「怪鳥人間バットマン」から、バットモービルの商品化に一早く着手したと思いきや、
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そりゃまあモービルがあって乗る人がリリースされないなどという片手落ちのあるはずがない、当然と言えば当然の、アダム・ウェスト版バットマンが商品化!
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ちょっとくたびれた感のある中年男の体躯まで正確に再現! いましも往年の広川太一郎氏の声が聞こえてきそうではありませんか!
って、それどころか、"相棒"といえば、水谷豊! ではなく、ワールド・フェイマス・サイドキックのロビンまでもが奇跡のリリース! いいねえ、このカラーリング。
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ここ日本においては、バットマンの原始体験がコミックではなく、この番組だった我々世代は実に多いはず。そんな私にとっては、ティム・バートンのマイケル・キートン版バットマンはスルーできても、チープでキャンプ、グルッとひと回りしてカッコ良く見えてしまうこのフィギュアは見逃せません。

置き所と小遣い捻出にはほとほと困るけど、いかにもミッドセンチュリーなバットモービルとこうして飾りたいものだ。
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ホットイズの新作、ダークナイトトリロジーからは、バットマンスーツのクローゼットというか、バットスーツケースが商品化。
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そういやあ、1/6スケールの商品化はならずとも、スケールダウンしたザ・バットの発表はいつになるんでしょうか?


さてさて、このコミコン、毎年新作映画のプロモーションも盛んに行われ、各映画会社プッシュの作品から、監督やプロデューサー、出演者らが登壇しパネルディスカッションが行われ、今年は「アメイジング・スパイダーマン」の続編やハリウッド版「ゴジラ」などの初披露映像が観られたらしい、そんなコンベンションの最終日だった昨日に(って一日ズレているので "最終日" は勘違いでしたよ、てへへ)、よもやのビッグサプライズのニュースが...!

と、もったいつけずとも、すでにネットのエンタメニュースでヘッドライン扱いだったから既知の方も多くおられると思うけど、先月の全米公開前からすでに製作が決定していた「マン・オブ・スティール」の続編において、スーパーマンとバットマンとを共演させることになったんだよとワーナーブラザーズから正式に発表されたのだった。
その記事はこちら。
こちらにも。


取り消されるかもしれないけれど、その様子。3分29秒あたりにロゴ出ます。

ファンとしてひとまずホッとしたのは「マン・オブ・スティール」続編製作決定時のニュースでは "未定" だとか "不明" とされていたクリストファー・ノーランの名前が、製作総指揮として再びクレジットされているところ。スーパーヒーローだよ!全員集合映画「ジャスティス・リーグ」は固辞しつつも2大ヒーロー共演ならやるよ、ってのもどういった主義によるものか。あるいはスーパーマン・リブート計画はここまで計算されていたのか。
とはいえ現段階では、ノーラン版ダークナイトトリロジーと同一世界の話になるのか、新たなバットマンが誕生するのかは一切不明。
一方「マン・オブ・スティール」からはメインキャストの続投が発表されている点で、基本的には「マン・オブ・スティール」の世界観にバットマンが関わる、という感じなのではと憶測するが、気のなるのは記事に書かれている「バットマン:ダークナイト・リターンズ」というコミックにインスパイアされた話になる、というところ。
アメコミ自体にはまったく暗いのでウィキ検索の情報を要約すると「引退して10年後のバットマンが、老体に鞭打って再び自警行為を開始する」などという、ほぼ「ダークナイト ライジング」そのままのモチーフのようにも思われ、"老体に鞭打って"という点を映画化においても踏襲するのであれば、それなりに歳をとった別の新キャストを迎えるよりは、やはりこれまでの流れを汲んだクリスチャン・ベールの老けメイクに託した方がいいように思うが、そもそもこのバットマン原作コミックの物語に、一体どうスーパーマンを絡ませるつもりなのか。
ダークナイトトリロジーファンとしては、「... ライジング」でバットマンを引き継ぐカタチで幕を閉じたロビン・ジョン・ブレイクが演じたらいいのにと思いもするが、ジョセフだと全体的に一回り小さめなバットマンになりそうだなあとも思う。ベールとの背丈、体躯のバランスといい、ジョセフは実に見事な相棒ロビンっぷりだったと改めてつくづく。

音楽はともにハンス・ジマー。ということは、2015年には、またあのダークナイトトリロジーのリアレンジされたスコアが聴けるのかもと思うと、これはかなりワクワクしますね。


ところでこの発表があった会場に映し出されたロゴ、これが付け焼き刃としか思えないカッコ悪さなのだ!
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なんだこのブテッとしたバットマークは!
ダークナイトトリロジーのあのシャープなラインのバットマークをここに用いなかったということは、もしかしてノーラン版バットマンとは一切の関わりのないことを暗に示しているのかも。
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もちろん日本にいる身としてはいまだ未見の「マン・オブ・スティール」の続編といってもいまひとつ乗り切れないしピンとこないけれど、クリストファー・ノーランの関わるバットマンが再び観られるということはかなりのグッドニュースだったし、来年撮入ということは程なくキャスティングなども発表されるだろうから、期待して続報を待ちましょう。

by wtaiken | 2013-07-22 14:56 | 蝙蝠男の孤高の戦いは続くのか

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