黒暗騎士 黎明昇起!   

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よっぽどのことがな限り、とはいえ今ハリウッドで乗りに乗っているクリストファー・ノーラン監督のことゆえそのダメになってしまう"よっぽどのこと"が思いつかないので、特に北米においては大ヒット間違いなしの、中国で言うところの「黒暗騎士 黎明昇起」であれば、この「半年前からチケット売り出し&そのチケット完売」のニュースは驚くほどのこともない想定範囲内のことですね。

その「ダークナイト ライジング」ひさしぶりに新しいスチルが公開。
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「エンターティメント ウィークリー」の表紙を飾るよう。しかも新しいバットケイヴについての記事もあるようなので、それが気になるところ。

いまのところそこに掲載されるスチルが、予告篇ですでにおなじみとなっているシーンばかりですが...
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とかね。
お、でもベインの着ている服が、ベストの上にモコモコのコートじゃない! このジャケット姿は初ですな。
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対峙するやつとかな。このあと殴り合うふたりです。
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ゴードンの勇姿とか。予告篇で爆発しているところのスチルでしょうこれは。

それにしても焦らすね、キャットウーマンはやっぱまだかいね?


さてさて新年開けたと思ったらずいぶんスポットCMがテレビで流れはじめたのはいいけれど、「辰年はドラゴンタトゥーの女!」的なナレーションには正直ひっくり返ったよね、ありゃひどい。
レイティングがかかっているので仕方ないのかもしれないけれど、北米ではいまひとつ当たっていないようだし、残念なことに"不必要なリメイク作"と低く評価もされているみたいなデヴィット・フィンチャー版「ドラゴンタトゥーの女」、そのタイトルバックのフル映像です。
2月10日の公開まで「観たくない!」って人は、マウスのクリックを踏みとどまってください。


黒いっすねー!
そういえば曲のアレンジが、ほぼほぼ「ファイト・クラブ」のそれ。コンピュータのコードは明らかにSperma。けど相変わらずタイトルバックは特にかっこいいす、デヴィット・フィンチャー作は。

特にイカしてた「セブン」「ファイト・クラブ」「パニック・ルーム」とそして「ドラゴンタトゥー...」のタイトルシークエンスをマッシュ・アップした映像もありました。


明らかに駄作の「パニック・ルーム」と、そんな終わり方はしてほしくなかった「セブン」のそれが、特に印象的だったのがよくわかりますね。ともにタイトルバックだけは映画史に残る傑作だ。

「不必要なリメイク」といえばその「ドラゴンタトゥーの女」と同じく基はスウェーデン映画である「ぼくのエリ 200歳の少女」を、「クローバーフィールド」のマット・リーヴス監督がハリウッドでリメイクした「モールス」も、私にとっては「つくり直す意味はあったのか?」と首を傾げざるをえなかった映画でしたね。ていうか、もともとの「ぼくのエリ...」自体も、リメイクに値するほどの材料とも思えなかったし。
「モールス」という、さほど映画にとって重要でないコミュニケーション手段を邦題にした意味も不明だ。原題「LET ME IN」でいいじゃないか。
ハリウッドも企画力不足かしらねえ、もっともっとオリジナル作があってしかるべきだと思うけれど。
それでもヒットガールのクロエ・モレッツは、やっぱよかったす。
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by wtaiken | 2012-01-13 02:57 | 蝙蝠男の孤高の戦いは続くのか

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