カテゴリ:小ネタ集( 21 )   

バットマンVSスーパーマンの正式タイトル決定...ほか   

「え、ホントですかぁ?」

うちの呼び鈴が鳴った時、私は昼寝を貪っていたのだ。
なにせ家人は仕事、息子は保育園、自分の自宅仕事に余裕ができた昼過ぎだ、しばし横になるくらい誰からもお咎めを受ける筋合いはなかろう。

寝入りばなを起こされ、朦朧とした意識でインターフォンに出ると、うら若き女性の声がする。なんのことはない、○○宅配便のこの地区担当は女性なのだ。なにか荷物が届いたらしい。
混濁した意識のままふらふらと玄関口へ赴き、ドアを半開きにして荷物を受け取り、シャチハタ的な、朱肉をつけずとも印がつく認めを配達員の手にある受け取りにギュッと押し付けるのだが、何度押し付けてみてもなぜか赤い印がつかないのだ。どうしたんだ、印鑑。印鑑がつかないではないか。

印鑑を押しているのに、印鑑がつかない。そんなよくわからない不条理な状況下に突如おかれた意識が次第に覚醒してき、いままさに自分の手元で行われている、受け取りにギュウギュウ押し付けている印鑑をよくよく見てみると、なんのことはない、印がつかないはずだ私が押しているのは印鑑ではなく、カタチのよく似たリップクリームじゃないか。リップクリームじゃ印はつかないはずだよ。

ならば今ギュウギュウと受け取りに押し付けているリップクリームから、私は即座に玄関の靴箱上のリップクリームと同じ小箱におかれている印鑑に持ち替えなければ、いつまでたってもリップクリームのままでは印は永遠に押されないだろう。持ち替える、なにかきっかけがほしい。とはいえそろそろなにを手こずっているのだこの男は、と思われ出している。
うまい言い訳のひとつも思い浮かばないまま、私は仕方なく「あれ、なんでこの印鑑つかないんだろ」らしき演技を続け、まだリップクリームを押し付けているのだ。
ええい仕方ない、ここはベタだが事実をそのまま、ありていに伝えるより他ないだろう。
「あれ?...すいません、間違って、リップクリーム押しちゃってましたよ!」

突然のこの思いも寄らないカミングアウトに、言われた女子配達員も言う言葉を失ったに違いない。印鑑とリップクリームを取り違え、それに気づかず、幾度となくそれを受け取りに押し付けている中年男が目の前にい、それをそう伝えられたところでなんと言い返せばいいというのか。
だから彼女はから明るい元気な声で、無感情にこう言うしかなかったのだ。
「えー、ホントですかあ?」

あとになってよくよく考えてみると、私は印鑑と同じ小箱に収納されているカタチのよく似たリップクリームを間違って手に取ったばかりか、キャップを外し、円筒型ケース下部にある回転式のひねりを数周ひねり、リップクリーム本体をニュッとひねり出し、それを本来そうして使うべき状態にわざわざしてから受け取りにギュウギュウ押し付けていたのだった。

寝ぼけ行為も度が過ぎると、こうしてブログネタに昇格 (?) するいう絶好の例であった。



「バットマン VS スーパーマン」の正式タイトルとロゴ公開

監督のザック・スナイダーがツイッター上でリリースした新バットマンと新バットモービルのファーストルックにつづき、(仮)ではないタイトルと新ロゴを公開してき、それにしてもこうも立て続けにニュースを発表しているけれど、公開する再来年夏まで果たして持久力が持つんでしょうか、といらぬ心配をしてしまう「バットマン VS スーパーマン」の正式タイトルが「BATMAN V SUPERMAN : DAWN OF JUSTICE」に決ました。で、これが新しいロゴなんですが...

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無理繰りスーパーマンロゴを中に入れんがためにこんなデブっちょのバットマンロゴになっちまった感たっぷりですが、上記正式タイトルの "VS" であるところの "S" が抜けているのは私の脱字なのではなく、ロゴをご覧いただければおわかりのように意図的に S が抜かれているわけで、それが「SUPERMAN」の "S" と被るから1つにしたのか、 "VICTORY" の "V" サインのようでかっこいいからそうしたのか、製作者の狙いはまったく意味不明ですが、こんな余計なことをしたおかげでまたしても世界中からブーイングの嵐のようです。

たとえば「ゴジラ 対 メカゴジラ」を「いや、この表記の方がスッキリしてかっこいいだろ!」といったなんだかわけのわからない理由で、"対" を半分にして「ゴジラ 文 メカゴジラ」を正式タイトルにしたようなもんで、そりゃまあ確かになんやってんだい、ザック・スナイダー監督っ!と言いたくもなろうさ。

なにをしようにも嘲笑とブーイングしか耳にしない、あまりにも前途多難な「バットマン V スーパーマン : ドーン・オブ・ジャスティス」はあと2年もこんな調子でファンのバッシングが続くんでしょうか。

by wtaiken | 2014-05-22 11:51 | 小ネタ集 | Comments(0)

もろネタバレなゴジラVS敵対怪獣、悲しき新ダークナイト...ほか   

爆笑!ベン版ダークナイト

監督のザック・スナイダーがツイッターでリリースした新バットマンと新バットモービルのファースト・ルックは、本記事で記した通り海外のファンからはおおむね高評価を得、そのうえ「原点回帰の決定版!」とまで言われたりの絶賛ムードが、日が変わった翌日から突如一転し、私が「年長な草臥れた」と感じたイメージを、海外の多くのファンらはよくよく冷静になって見れば「暗い」「悲しい」とそう思えてきたらしく、その変に構えた深刻さをどうも笑い飛ばしたくなった人らが多数存在したようで、自らのセンスを競うように次々とコラージュでいじり倒した画像が出回り、たとえば

バットモービル駐車違反 だとか
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ひとりバーベキュー大会 だとか
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そういった小馬鹿にされたものの中で、個人的に傑作と思ったのはこれ。
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外したリングがバットモービルにひっかかっているところが秀逸ですね。


それにしてもクリストフアー・ノーランの敷衍させた苦悩するアメコミヒーローというスタイル、そして漂う全体的な暗い作風が、THIS IS AMERICAなスーパーマンにまで引き継がれ大失敗を導いてしまったうえに、再リブートの新たなバットマンまでこうも苦悩の色を濃くにじませてしまっているのだとしたら、なかなかダークナイト・トリロジーも罪つくりな作品群だったと思われなくもない。

しかし作品の好き嫌いはともかく、クリスチャン・ベールのバットマンは、決してこういったおフザけのネタにされたことがなかったことを考えると、船出からして歓迎すべからざるヒーローを抱えるとなると、やっぱり前途多難な、早くも大失敗確実とささやかれていることもわからなくもない「バットマン VS スーパーマン」は、今のところレックス・ルーサーのジェシー・アイゼンバーグの変貌に期待するしかないなと、私は思っている。

ちなみにダークナイト用にマッスル化したベン・アフレックがこれ。
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監督としてはすっかり評価が定まってきた感のあるベン・アフレックも、こうして見るとなんかやっぱり品格に欠ける、悪くいうとバカっぽさがどうも世のバットマンファンの反感をかっている一因と思われる。

あ、ついでに新パットモービルのアナザーカットもどうぞ。
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新怪獣の姿明らかに!

アジア向けの予告篇の中で、すでに滑空する謎の怪獣がちら見され、どうやら正調東宝版ゴジラの、第二作目以降連綿と受け継がれてきた「ゴジラが人類の敵となり味方となって他の巨大怪獣と戦う」というモチーフをハリウッド製2014年版「GODZILLA」において導入したことが確認されていたわけですが、その空飛ぶ怪獣がいかなるキャラクターなのか、前回の記事では「ラドンというよりはむしろギャオス」と称したその実態を確認できるクリップがアップされているので、ここにご紹介します。

先週末から全米公開メガヒット中なので、敵対怪獣にとどまらず、内容に関わるあれこれが次々公表されることと思われますが、日本公開の7月25日までなるべくなら情報をショットアウトしたい人は、今日のこの映像視聴を思い止まるべきだし、以降の記事もご覧にならないようお願いしておきます。

それでは「知りたくないのーby菅原洋一」な方はここでサヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。






というわけで、以下ネタバレなことどんどん書きます。

この新怪獣は「MUTO」と呼ばれているらしく、その正体は、ラドンでも、もちろん大映ギャオスでも、ましてやガイガンでもなんでもなく、つまりはニッポンの怪獣デザインにルーツをもたない、まったく新しいコンセプトの怪獣だったようで、それにしてもなんであちらさんがデザインする怪獣は、「クローバーフィールド」しかり、去年の「パシフィック・リム」しかりの、総じて長い手足が印象的な、妙になまめかしく這いずるように動く、昆虫あたりに起源のありそうな不気味系統に属する怪獣ばかりなんでしょうか。
このクリップから判断するに、独創性も魅力も乏しい怪獣にしか見えませんなあ、それにしても。
またしても「フィギュアで欲しくならないタイプ」の怪獣なんでしょうかね。まあ本編を観てからじゃないと魅力がわからないのかもしれないけれど。
 顔の赤いラインといい、赤い触手、これって一番近しいイメージは、もしかしたら「イリス」かもね。


せっかくゴジラの勇姿が、ジュラシック・パークな前傾姿勢のガッジラではなく、すっくと立ちはだかるゴジラであるならば、敵対怪獣ももっとそれらしく、語尾に「ラ」や「ドン」をつけるとか、CGであっても着ぐるみでもOKな、骨太な造形にこだわって欲しかった...というのは、あまりにもハリウッドに求めすぎ?

ちなみに「MUTO」で画像検索すると、どどどっと新怪獣の姿がおがめるので、「公開前だって、もっともっと情報を摂取したる!」という猛者は是非お試しあれ。

追記 : ついでにレビューもどうぞ。 大絶賛!です。

by wtaiken | 2014-05-18 21:12 | 小ネタ集 | Comments(0)

西友、お前もか...他   

7日から昨日まで、去年からのびのびになっていた海外ロケのパート1、道という道が日中ほぼ自動車で覆いつくされる渋滞国家インドネシアのジャカルタに行ってました。
たとえばロケハンの日なんざ実質仕事時間が3時間、ホテルからロケ地までの行き来でロケバス車中に5時間...なんて具合で、一旦巻き込まれると少し移動するだけでとてつもなく時間のかかる、4日間でした。
いずれ詳しい現地ルポは、制作くんおよびVEさん所蔵の個人用写メ入手次第ということにしますが、どうやら「大丈夫だろう」と高を括った歯磨き時口濯ぎの水に大当たりをし、帰国後1日経ったいまもほぼ水溶状態なのです。だからといって腹が痛いわけではない。ただただ便がゆるいだけという状態で、一週間空いたブログの更新でございます。

今日も特段起承転結があるでもない雑談レベルのちょっとした話を暇暇に書き加えて行く、そんな新しい小ネタは記事のトップに表示されますので、お暇な方は折にふれては覗いていただければと。


西友、参戦!

今日、子どもの夏用帽子でもないかと西友の用品売場をブラついたところ、西友PBブランドのキャラT発見!

このところキャラTといえば =UTというくらい、「スターウォーズ」からアメコミヒーロー、ピクサー、サンリオ、ピーナッツにウルトラマン、仮面ライダー、ワンピースにエヴァ、手塚治虫、石ノ森章太郎などなど、洋の東西を問わずありとあるキャラクターを網羅するかのような勢いで、一時期BEAMSがそれに対抗するかのような漫画家をフューチャーしたTシャツシリーズをリリース、その中にはちょっとエッチな江口寿史のTシャツもあって、今後もコンスタントなリリースを期待していたんだけれど、いつの間にか消滅していたのは残念だった。

で、今日、「えっ、せ、西友でもか!?」という感じで思いもかけず西友でもキャラクターTシャツを発売していたのに驚いて、しかもUTでもビームスでも、かならずラインナップされるキャラクターTシャツのテッパン、赤塚不二夫の「天才バカボン」と「もーれつア太郎」から数点ラインナップ、その中からハジメちゃん、天才バカボンキャラクター集合もの、ウナギイヌ、ニャロメを早速購入。

ネットで調べたところ、どうやら去年夏場から西友のキャラT は商品展開されてい、そのときにもレレレのおじさんやケムンパス、ホンカンなどの赤塚キャラが投入されている。
それをうまうま看過していたのはTコレクターとしては失格だが、ひとまず早めに出逢えてなによりだった。

商品棚がレジ真ん前なので写メも撮れず、しかたなくタグでもアップロードだ。
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ちなみに税別940円。OFFっていないUTより安い。あとはUTの、洗い上がりでもしわの少ない仕立ての良さと果たして拮抗できるのかどうかだが...。

by wtaiken | 2014-05-11 17:12 | 小ネタ集 | Comments(0)

ラドンどころの騒ぎじゃないかも、この野郎...ほか   

今日も今日とて特段起承転結があるでもない雑談レベルのちょっとした話を暇暇に書き加えて行く、そんな新しい小ネタは記事のトップに表示されますので、お暇な方は折にふれては覗いていただければと。


この野郎!映画

幼子のいる我が家での夜のテレビ視聴は、夫婦のどちらかがヘッドフォンにするか、もしくは音声をミュートにし字幕放送で観るようにしている。まあおそらく小さい子どものいる家庭はどこもそうなんだろうけど。
だいぶ前のことになるが、そうした事情でテレビがミュートのまま、お昼過ぎにつけたテレビで放送していたのが高倉健のヒットシリーズの一作「新網走番外地 大森林の決斗」で、途中からなんとなくボンヤリ観ていて、その映画がなにかとんでもないことなっていることに気づいたのは、おそらく字幕放送にしていたからだなんだと思う。

なにがどうとんでもないのかと言うと、とにかく気がつけば画面の中は「この野郎!」だらけになってしまっていて、たとえばこんな具合なのだ。
「待てこの野郎!」
「なんだとこの野郎!」
「やんのかこの野郎!」
「上等じゃねえかこの野郎!かかってこいよ、この野郎!」

とまあこんな不毛な言い合いがもう頻繁に行われているのだから、なんなんだこの台本は、という感じなんだけど、この「この野郎!」を連発しているのが誰あろう、我々世代にとっては「不器用ですから」男、寡黙にして無駄口なんぞ叩かないはずの高倉健なんだから、このイメージのギャップに、戸惑うというよりはむしろ振り子が振り切ってもうなんだか逆に痛快でしたよ。

たとえば私ら世代よりずーっと上の、学生運動真っ直中の世代の人らにとっては、こういった言いたいことをズケズケ言っちゃう一言多いくらいのキャラクターだった高倉健こそが正調なのかもしれないが、とにかくこの手の高倉健はとっても新鮮だ。

途中からだったんで、改めて渋谷TSUYAYAでレンタルし、ド頭からラストまで高倉健は果たしていくつ「この野郎!」を言うのか数えてみたところ、その数なんと55回!
トータル105分の映画なので、とするとこの映画での高倉健は、ほぼ2分に1回のペースで「この野郎!」を言っている計算となり、まったくなんて口の悪い人なんでしょうか。
この55回の中には「あの野郎!」2回、途中でうやむやになっているもの、たとえば「このや...」とか「てめ、この...」あたりでモゴモゴ口の中で消化してしまった、つまり明確に「この野郎!」と最後まで聞きとれなかったもののおそらく勢いや演技からするとどう見ても「この野郎!」以外には考えられなかろう7回も含まれています。
それに加え、この網走番外地シリーズや東映任侠映画には欠かせない名バイプレイヤーたちの、たとえば山本隣一らの「この野郎!」まで含めるとなると、もうとんでもない数値の「この野郎!」になるはすで、こんな映画は世界でも類を見ないんじゃないでしょうか。

ちなみにこの映画での健さんは、なにかを言いあぐねている相手に「早く言いなよ!」というべきところを「いいから言ったんさい!」なんてシレッと言っちゃうお茶目な一面も見られ、全体よどむところなくテンポの良い活劇で、私の評価は満点5つ中の星4つ。

で、シリーズの他の作品での「この野郎!」率も知りたくて、「 新網走番外地 流人岬の血斗」で数えてみたところ、比較的良心的な29回にとどまり、作品評価の方も可もなく不可もない星3つでした。
もしや高倉健の「この野郎!」率と作品の出来は比例するんじゃあるまいかと秘かに思ったりしているんだけど、シリーズもずいぶん見進めてきてしまっていることだし、その調査のためにわざわざ再視聴するのもなあ、と踏んでしまう二の足のおかけで、みうらじゅんの境地には至らないのだった。

さて高倉健には他にもヒットシリーズがいくつもあるのだが、そこらあたりの話は長くなるので、藤純子という女優含めていずれ密に話したいと思う。
特に藤純子については、これまでまったく興味の外にあった女優だったから、余計に深くハマりました。今年のマイ・ブームのひとつ (←死語?)。
ひとことだけ言うと、「緋牡丹博徒」の頃よりは、やっぱり「日本侠客伝」シリーズのはじめの頃の藤純子! かわいすぎです!
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健さんに惚れきっている姿がね、特にいいんだよ。




ラドンどころか...!?

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バンダイの300円ガチャガチャ8月下旬発売予告のプレス (?) にはご覧の通り、キャラクターがなんとABCまでシークレット扱いになってますぜ、世のゴジラファンの皆さん!

もちろんトップに君臨するゴジラのポーズ違いであるなら、堂々と「足から、尻尾までの長さ約110㎜!」なんて煽っておいてシークレット扱いでもあるまいに。
...となると、これはとんでもないことになりそうな予感が!

今度のハリウッド版「GODZILLAゴジラ」、ひょっとするとオール怪獣総進撃!かもですよ、ひょっとすると。

by wtaiken | 2014-05-02 18:02 | 小ネタ集 | Comments(0)

キャスティングが決まったり、ラドンらしかったり、ほか   

特段起承転結があるでもない雑談レベルのちょっとした話を、今日の暇暇に書き加えて行く、そんな新しい小ネタは記事のトップに表示されますので、お暇な方は折にふれては覗いていただければと。


ラドンですかい?

先日リリースされたアジア版「GODJILLA ゴジラ」の予告篇ですが、ついにVS怪獣の片鱗がおがめます。翼ある怪獣らしく、それがTOHO円谷リスペクト版ハリウッドゴジラなれば、ラドンをベースにリデザインされた怪獣なのか、それとも新種の怪獣なのか、このチラ見程度では判断がつきかねますが、パッと見はよもやの大映代表ギャオスみたいな印象を持ちました。
ちなみにそう煽っておいてなんなんですが、ネタバレ注意の予告篇なので、この先は自己責任で願います。
私は重大なネタバレが含まれているとも知らずに、なにも考えずに、英語も中国語字幕も理解しようとしないで観ている分には、「おおーっ出たモンスターバトル映画じゃん!」くらいにしか受け取れませんでしたが、CIAさんとこのブログ解説によると、なるほどかなり映画の深部に関わる内容を含んでいるようです。なので、くどいようですがネタバレ注意ですよ、ホントに。





エピソード7

もうすでに映画好きな方なら既報だろう「スターウォーズ エピソード7」のキャスティングがようやっと公式に渋いモノクロスチルと一緒に公開されたのは昨日のこと。記事はこちら。
そのメインキャストによる円座ミーティングを眺めながら、改めて振り返ろうかと。
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大きく観たい人はネットで検索してみてください

まず画面奥のセンターより右手、ケースには鎮座しているには言わずと知れたR2-D2ですが、その両脇に控えしが向かって左に監督のJ・J・エイブラムス、右にハン・ソロ、なにか2人は熱く語り合っているようです。
で、時計回りに1人飛んで黒眼鏡の横顔太っちょおばさんがもはや見る影もないレイア姫ですね、ホントこんな姿で映画に出るんでしょうか。
その隣りのロン毛のおじいちゃんはチューバッカの中身たるピーター・メイヒュー、彼もカムバックを果たします。
で時計回りに3人飛んで、髪型から察するにC-3POの中身アンソニー・ダニエルズも、ここには見られないR2-D2の中身ケニー・ベイカーとともにSWに復帰します。確か新トリロジー3部作ではほとんどCGかリモートコントロールだったはずのR2-D2を再びスーツアクトにこだわったあたりにJ・Jの旧トリロジーリスペクトを感じますね。
でその左隣。眼光鋭く...というよりはやさぐれ目つきの御仁こそ誰あろう、ルーク・スカイウォーカー30年後の成れの果てのようです...。悲しいかな。一時期よりはかなりシェイプアップされているような感じにも見て取れますが、それにしてもこの悪人面はどうよ。この面構えからすると、ルーク、暗黒面に堕ちると見た。
その隣り、「ロード・オブ・ザ・リング」「ホビット」から「猿の惑星」のモーションキャプチャー専用俳優みたいなことになってしまっているアンディ・サーキス。
さらにその左隣が、今回のキャスティングで一番うれしかった、「エンジェル・ウォーズ」「ドライバー」あたりでキレッキレの演技を披露していたオスカー・アイザック! 奸計に長けた狡賢い役柄あたりが適役かな。そこをあえてジェダイ騎士にしたりして。
その1人飛んだ長身の若造が今回のシス悪役が決まっているアダム・ドライバー。
その隣り、一周してJ・Jの向かって左隣はおそらくプロデューサーだろう。といった面々。
飛ばした連中は、誰が誰だかよくわからなくもあるし、ちょっと馴染みがなさすぎるので触れなかったが、この作品を足がかりに大バケする役者たちなのかもしれない。
ここには連ねていないところではマックス・フォン・シドー。渋いね。イングマール・ベルイマン御用達の、名優、という人ですね。最近の記憶では「マイノリティ・リポート」の黒幕。生き残っていたジェダイ・マスターってところでしょうか。

ランドはどうしたのか、ノベライズなどではサーラックに飲み込まれたものの装甲服のおかげで助かる後日談があるらしいボバ・フェットは映画でも復活を遂げるのか...さまざまな馴染みあるビークルたちも懐かしい姿で登場するのか。出る気満々らしくもあったユアン・マクレガーやサミュエル・L・ジャクソンら新トリロジーキャストは残念ながら出番のなさそうな「SW7」、不安視されつつもなんだかんだ言ってこうしてキャスティングが発表されてしまえば、ロートルは引っ込んでろ!なんて暴言を吐きつつも期待しているのが見え見えな私なのです。

で、ちなみにこれが嘘か真か「SW7」の新しいロゴだってんだけど。なるほどね、って感じもアリ...
じゃあエピソードの8と9の数字はどこにどう当て込むつもりのかね...?
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by wtaiken | 2014-05-01 17:05 | 小ネタ集 | Comments(0)

今年の2月は海外ロケのある2月です   

表題とは一切関係なく、今日は小ネタ集です。
特段起承転結があるでもない雑談レベルのちょっとした話を、今日の暇暇に書き加えて行く、そんな新しい小ネタは記事のトップに表示されますので、お暇な方は折にふれては覗いていただければと。


キャスティングで映画の成否が8割方決まる

的なことを言ったのは市川崑だったか。

アメコミファンからは当初総スカンだったヒース・レジャーのジョーカー、アン・ハサウェイのキャットウーマンしかり、明智小五郎の嶋田久作しかり、(あと2.3例をひきたかったが思いつかない) 私は「ああ、なるほどね」と納得できる無難なキャスティングより、こういった「なにが飛び出すか」未知数の多い冒険的なキャスティングの方が断然好きだ。

ホアキン・フェニックスという噂も出たがそれなら大いに歓迎だったけど、ブライアン・クランストンというベテラン俳優は、
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好きな役者だけれど、来年公開から2016年公開に延期された「バットマンvsスーパーマン」のレックス・ルーサー役に、となると話は別だ。渋くていいけど、「お、そうきたか」感がこれじゃゼロだよ。そんな噂が出たときは、かなりがっかりしたものだ。

スーパーマン役のヘンリー・カヴィルはどうも生真面目すぎて面白くないし、バットマンのベン・アフレックも監督としては旬だけど役者としてはイマイチのまま。ワンダーウーマンも出るらしいがグラマーとは到底言いがたいガル・ガドットという私にとってはまるで馴染みのない女優さんで、「マン・オブ・スティール」の不出来を補ってあまりあるこれまでのフィルモグラフィーを誇るザック・スナイダー監督だからって、こんなキャスティングじゃあ期待しろって方が無理だよなあと落胆していたところ、こんなニュースが飛び込んで、少しだけ期待感が持ちかえし私は小躍りしちゃいましたよ。追加キャスティング発表の記事はこちら。

そうそう待っていたのは、こういうキャスティング! 予想外でした。
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改めて言うまでもない、ジーン・ハックマンやケヴィン・スペイシーという大物俳優が演じてきた天才科学者レックス・ルーサーを、「ソーシャル・ネットワーク」の若手有望株ジェシー・アイゼンバーグが演じるなんて! しかもブルース・ウェインの忠実な執事アルフレッドにジェレミー・アイアンズを持ってくるとはね!
これで一気に期待作に撥ね上がりましたね。この2人が有名な役どころをどう演じるのか、それだけでも観る価値出たでしょ。いやあ吉報吉報。

さてさてヒーローが3人も出るってのに迎え撃つ悪役はレックス・ルーサーただ一人だけとは思えないんだけど...



小銭の渡し方

あのー、たまにいるんですけど。コンビニでちょっとした買い物をする、細かいお金がなくて出した千円札におつりがいくらか、その小銭を渡すうら若き女子アルバイターが、きっと無意識なんだろうけどおつりを貰おうと差し出した私の手に、絶対に触れないだろう高さからチャリンチャリンと落して渡すってやつ。あれホント、ちょっと傷つくし、気分よくないですね。

そりゃどこの馬の骨とも知らない見ず知らずのおじさんの手になんてゼッタイ触れたくないのかもしれないけど、だったらそんなサービス業をするなよという話だし、触れる触れないは抜きにして、まずもってお金を落して渡す、という行為が人として行儀よろしくないんじゃないかと思うわけ。

どうなんでしょう。みなさまに於かれましては、こんな些事、ちっとも気にならなかったりするもんなんでしょうか。



そのジェニファー・ローレンスの今年の勇姿

「EMPER」の表紙を飾った今年公開の「X-MEN : フューチャー&パスト」ミスティークの勇姿がこちら。
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ほぼ全裸、といっても過言でない最小限のボディ・メイクによるミスティークは、なまなかなことでは演じられなかろう。
マシュー・ボーンによる前作「X-MEN : ファースト・ジェネレーション」は、世の映画好きの評判に反して私の評価はかなり低いし、このジェニファー・ローレンスによるミスティークは、突然変異の自分を本気で愛してくれる男を捜しているだけの愛に飢えた小娘的な描写に終始していて、すべてにおいて旧3部作のレベッカ・ローミンによるミスティークの魅力には二歩も三歩も及ばないと思った。

あれから3年のうちにすっかり貫禄を増したジェニファー・ローレンスのミスティークは、果たして「X-MEN : フューチャー&パスト」で前ミスティークを越えるのか否か。このところすっかり作品に恵まれないブライアン・シンガーも起死回生の一作となるか否か。実につまらなかった作品の続編だけど、なんだかんだいってやっぱりジェニファー・ローレンスのミスティークを観に、私は映画館に行くのだろう。



いまやハリウッドはジェニファー・ローレンスで動いている

ダークナイトにミスティーク、ロイス・レインにホークアイ、ここ数年の大ヒットしたアメコミヒーロー映画に、メインキャストのほとんどが出演している「アメリカン・ハッスル」を早速観てきましたよ。というか、ハリウッド興行界が今いかにアメコミものに偏向しすぎているかを端的に示すキャスティングとも言えるわけですが...。
この映画、一般的には、お手軽にサパッと観られる上質のエンターテイメント、だなんて思われているかもしれないけど、手短に言うと「そんなことはない」です。
まあ相変わらず仕事の合間の寝不足の頭で観たという負い目はあったにせよ、前半はストーリーの起伏、映像のとしてのパンチが欠落してい、ゆるやかに進行する展開に、うとうとしかけては体制を正す、の繰り返し。
それでもなんとか最後まで観られ、どころか途中から目が冴えるほど刮目せざるをえなかったのが、表題で提示ずみの、ジェニファー・ローレンスだ。もはや "貫禄の" と形容したくなる、共演者たちを圧する演技と魅力に、この映画は尽きる、と思った。
胸のすく小気味の良い、実に男前な演技をするかと思えば、自分勝手なバカな女と見せかけて、一転しおらしく涙ぐんだりするという不安定な変幻自在ぶり。それらすべてを女性としての魅力に見せてしまうという神業は、若くして「ウィンダーズ・ボーン」でアカデミー最優秀女優賞にノミネートされ、「X-MEN : ファースト・ジェネレーション」でセクシーなミスティークを演じハリウッド的なるブロックバスター映画にもフットワーク軽く出演してみせ、「ハンガー・ゲーム」では興行的にも大成功をしたかと思えば、昨年「世界にひとつのプレイ・ブック」でオスカーを手にするという、まさに飛ぶ鳥を落す勢いそのもの、この多彩な出演作からもわかるジェニファー・ローレンスの真骨頂なのであり、この彼女を観るだけで、この映画は一見の価値あり、なのです。いやはやジェニファー・ローレンス、今年は助演女優賞での2年連続オスカーはあるかも。

クリスチャン・ベールは、よくぞまあこんなにもメタボ体型にしたなあとそのお腹周りには感心する他ないが、この程度の演技だとアカデミーの最優秀主演男優は無理だと私は思う。監督デヴィッド・O・ラッセルとのコラボレーションでは、やっぱりオスカーの最優秀助演男優賞をとった「ザ・ファイター」の演技の方が圧巻。
ブラッドリー・クーパーは、「世界でひとつのプレイブック」より、こういった弾けた愛すべきお調子者っぶりがとってもよかったと思う。ただし (未見だが) 「それでも夜は明ける」のマイケル・ファスベンダーのシリアスな (んだろう) 演技にオスカーはもっていかれるだろうな。
ついでにいうなら作品賞、監督賞もこの作品は無理、「それでも夜は明ける」他作品にもっていかれると思う。

ジェニファー・ローレンスに話は尽きるが、一応最後に映画全体の感想を。
とにかく時間軸をいじり過ぎ。ことを複雑にみせることで観るものをも巻き込んで騙したいことはわかるけれど、もっとストーリーを単純化しても十分にオチはつけられたと思う。
事件を追うことに精一杯なところが多いし、観客もそれについていくことに気を取られてしまうところを、もう少し登場人物らの関係性を描くことに時間を割いて欲しかった。クリスチャン・ベール演じる詐欺師とFBIのターゲットにされる政治家ジェレミー・レナーとの関係なんて特に。
映画の焦点を、男女間より、むしろ男同士の関係性にあてていれば大傑作になったかもしれない、と思った。

ちなみにプロモーションで使われている、↓ メインキャスト登壇シーンが映画本編にはなかったのは残念でした。
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by wtaiken | 2014-02-01 10:10 | 小ネタ集 | Comments(0)

小ネタ集、久々の   

特段起承転結があるでもない雑談レベルのちょっとした話を、今日の暇暇に書き加えて行く、そんな新しい小ネタは記事のトップに表示されますので、お暇に方は折にふれては覗いていただければと。


「老いてますます盛んか?!」

中1のとき、友達のホンマくんに「机」というコントにおける欽ちゃんの動きの凄さを実演してみせたほど大好きだったのがコント55号で、だから90年代になって突如再結成をし、単独公演をした際のテレビ特番で、識者らが、たとえば筑紫哲也やコント作家の滝大作が双手を挙げて絶賛し、円熟味が増したなどと賞讃しているのには、少々呆れてしまったものだ。素人目に判断して、その公演はまったくもって面白くなかったのだ。

萩本欽一は、すっかり80年代に毒気を抜いて、国民的お笑いタレントと化してしまって、往年の狂気を演じきれないし、白髪の坂上二朗を偏執的に走り回らせるのも、老人へのリアルなイジメにしか見えないから笑えるわけがない。動きの鈍い、動きを旨とするコントなど見られたものではない。話芸ならば老いてますます円熟味、なんてこともあるんだろうけど、動きで見せるお笑いはその点シビアにならざるをえない。

つい先日、モンティ・パイソン再結成のニュースに、驚きもしたし、うれしくもあったけれど、まず真っ先に思い浮かんだのが、先のコント55号の末路だった。
モンティ・パイソンもまた動きを旨とするスケッチが多いコント集団だからだ。

テレビの特番などでごくごくたまに同窓会的に顔を合わせては、すでに鬼籍に入ってしまったグレアム・チャップマンの骨壺を誤ってひっくり返し、チャップマンの粉骨を舞台上にまき散らす、なんて相変わらずブラックなお笑いを演じていたけれど、なんといってもハチャメチャな動きが面白かったスケッチこそが彼らの白眉だ。だからこそ心配でもあるのだ。
やってみたけれど、老いてさほど面白くできなかった、では "コメディ界のビートルズ" と称された王冠に傷がつこうというものだ。ああ心配だ。「バカ歩き省」、まだやるつもりだったらどうしよう。足、もう若い頃ほど上がらないだろうし。「ランバー・ジャック」は歌ものだからセーフだろうか。スパッとすばやく登場できない老いた「スペイン宗教裁判」なんてのも観てみたい気もするし。

まあ頭のキレる連中だから、再結成するからには、同窓会にはならない、きっと21世紀なりのモンティ・パイソンを見せてくれるだろうと思うし思いたい。
すでにロンドンだかのチケットが、発売からわずか42秒ですべてSold outだなんてニュースにもなっているしで、やっぱり期待せずにはいられないけれど、極北の地に住む我々としては、静かにその公演の録画ソフト発売を気長に待つことにしましょう。


「どうでもいい映画の話題」

今年そんなこた「どうでもいい映画」のニュースダントツの1位といえば、なんといっても「『インデペンデンス・デー』part 2、part 3 製作決定!」のニュースで、やれウィル・スミスはギャラが高くなって出演しないの、いややっぱり交渉しているの、1作目から数十年後の話だのと、ホントどうでもいいことこのうえない話題であって、これに追従する2位はおそらくなかろうと思っていたけれど、ここにきてとんでもないビッグな「どうでもいい映画」ニュースが飛び込んできて、この圧倒的1位をすら脅かすのでは、と思ったのが「ルパン三世」実写映画化のニュースだ。

思い返せば、もうかれこれ20年くらい前 (いや15年ほどか?) から、ジム・キャリー主演で映画化、なんてまことしやかに噂されては一向に動く気配もなく、とうの昔に諦めたのかと思いきやこの不意の製作発表に、日テレや原作者モンキー・パンチはよほどこの実写映画化には執着していたんだなぁーと思うくらいが関の山、ホント「どうでもいい映画」になるだろうことは想像に難くない。

特にこのところ漫画原作映画の、なんのビジョンも持たずにただただむやみやたらに原作を引っ張り出し、名作を蹂躙するかのような質の低さには一言もないので、私なんかは「やるだけ無駄」としか思えないのだが、世の中的にはどうなんでしょうか。

すでに「ダメダメ映画」を予兆させるキャスティングも往年のルパン三世ファンとしてはますます観る気を減退させるもので、特に如何なものかと思ったのは、おそらく誰もがノーグッド!と叫んだろう峰不二子役の黒木メイサだ。

失礼ながら、すでに女優としての旬があっという間に終わってしまった黒木メイサに、製作サイドにいったい如何ほどの勝算をはじき出したのだろうか。
せめてネットで話題となった真木よう子=峰不二子であったなら、まだよかったと個人的には思うが。あるいはここに綾瀬はるかを配してみる、くらいの意外なキャスティングを見事に成功させてこそ実写映画化の醍醐味ではないか、と思うが。
銭形警部に浅野忠信、もまた理解不能である。
って、これだけ語っておいて、「どうでもいい映画」もあったものではないのかもしれない。


「斎藤です。」

ぷらぷらと地蔵通り商店街を自転車で通りかかり、巣鴨からの入り口近くに店を構える漬け物屋さんの福神漬けを、さすがに少し値がはるだけあってスーパーなどで売っている福神漬けとは旨さが違うその店の福神漬けを最近切らしてい、一段と寒くなった昨今いつなんどきカレーにしても不自由しないように買っておくかと店先に自転車を停車しかけているところに、歳の頃なら60くらいの小男が私をめがけて近寄ってきたのだ。黒いジャンパーを着込み、サイドバッグを小脇に抱えている。こんなところに自転車を停めてはいけない、そんなことを言われるのだと思った。

「どうも。お久しぶりです。」
サイドバッグの小男は、そんなことをいうのだ。

突然思いもかけない言葉をかけられて、戸惑った。思い出そうにもまったく見覚えがないのだから、思い出しようがない。誰なんだお前は。
「斎藤です。憶えてない?」
畳み掛けるじゃないか。しかしそう親しげに名乗られたところで、見知らぬことに変わりはなかった。

この現実に突然割り込んでくる不条理寸劇は一体なんなのか。小男の単なる人違いなのか。それとも知りもしないくせにうかつに「ああ、ハイハイ、斎藤さんね、斎藤さん。どうもご無沙汰。」などと相手に調子を合わせた途端に「ねえ、だったらお茶しない。お金落しちゃって無一文だからおごってよ」などとタカられてしまう新手の詐欺とか。
まったく相手の真意が掴めないから本当に不気味だ。
まさにポカンとしたしばしの間があって、やっぱり私はこうしか言えなかったのだった。
「いや。知らないけど。」

その言葉を対して、こちらが読み取れる感情ひとつ表さずに、「斎藤です。」と名乗ったままの表情を変えることなく、その斎藤と名乗る小男は商店街の人ごみに消えていってしまった。
しばし呆然とし、なぜか身震いした。不可解は人を不安にさせるものだ。

by wtaiken | 2013-12-05 14:42 | 小ネタ集 | Comments(0)

シュウェップス ブリティッシュレモントニックにもの申す!   

「ダークナイト ライジング」がらみの更新を日々愉しみにしている方には申し訳ないけれど、どうしても一言もの申しておかないと気が済まないことが出来して、それが表題の通り「シュウェップス ブリティッシュレモントニック」についてなのだ。
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ドリンクの新商品はたいがい一度は試飲することにしているので、この商品もすでに飲んでい、しかもリピーターとなっているので「シュウェップス ブリティッシュレモントニック」自体にはなんら不満はないのだが、いただけないのがかなりの出向量でオンエア中のTV-CMについてなのだ。

CMは、冒頭イギリス国旗ナンバープレートのクルマがとある民家に横づけされ、家の中からなにごとかと見守る住人の元へ、この商品を手にした男が乱入するところからはじまる。
ドアップに映された商品がちょっと傾けられると、持っているそいつが、あの、かつての、ジェームズ・ボンドを演じていた、いまあんまり映画でお見かけしない、でも一応はハリウッドスターと言っていいだろう男であることが一目でわかり、「ええっと、そういえばこいつなんていったっけ?」とド忘れした名前を思い出そうとする頭を混乱させるかのように、突如、あまりにも片言な、まるで呪文のような日本語がこのハリウッドスターから発せられるのだ。
混乱が混乱を呼び、この男がなにを言っているのか、皆目耳に入ってこない。たったわずか数秒足らずの間に「誰だお前は」と「なにを言っているのだ」のダブルパンチに見舞われるのだから、もう観ているこっちはバニックだ。
さらにだ、観るものの疑問を察知したように住人たる中年男がこの乱入ハリウッドスターの名前をぽつりと言うのはいいのだが、発音が不明瞭なために、ただもう" もにょもにょさん "としか聞こえない始末。次々たたみかけてくる聞き取り不明な日本語の連続に、「ええいっ、もう大概にしてくれ!」と大声で叫びたくなること必至だ。
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↑ このハリウッドスターこそがパニックの元凶なのだが、調べれば即座にピアース・ブロスナンであることがわかる。ああそうだそうだ、そんな名前だったよ。

しかしながらピアース・ブロスナンを、顔と名前が即座に一致するだろう超セレブのジョニー・デップやトム・クルーズやブラッド・ピットと同等に考えてはいけない。
まずこのタレントが、ハリウッドスターといえどももう旬をとうに過ぎている認知度が低いタレントであることを、このCMの制作者はしっかりと理解していなければならないくせに、尺の問題なのか、名を言う中年男タレントの滑舌の問題なのか、この男が" ピアース・ブロスナン "とわかったうえでCMを改めて観ても、「ピアースさん」と言っているのか「ピアース・ブロスナンさん」と早口でまくしたてているのか、あるいは" さん "づけは私の聞き間違いで「ピアース・ブロスナン」と呼び捨てているのかいまだ真相がわからず、これをしてCMに関わる誰一人として「よく聞こえない」と感じないことが信じられないし、名前がわかってみたところで一向にモヤモヤが晴れやしないのだった。
15秒という短い尺に、あえてブロスナン本人として出演させ名前もこうして言わせるのであれば、もっときちんと聞かせるべきで、だったらもう一回ちゃんとMAをせいッ! と私は言いたいし、このままいい加減な感じでしか尺的にも入れられないのだったら、いっそそんなセリフは外してしまえッ! とも私は言いたい。

そしてもうひとつのモヤモヤであったピアース・ブロスナンが話す日本語も、数回のオンエアにぶつかるうち、冷静になってようやく聞き取ることが可能となり、どうやら「イギリスから、あなたへ。ボクもね」と言っているらしいのだが、これもわかってみたところで最後の「ボクもね」の意味するところが不明で、「イギリスからボクもあなたのもとへ届けられた」という意味なのか、「ボクも飲んでいるよ」というほどの意味合いなのか、こういった曖昧かついい加減な日本語を使うのが特に私は嫌いだ。もうなにもかもがイライラの対象であり、ひょこひょこ制作者の言われるままに話せもしない日本語をしゃべっているピアース・ブロスナンに「おい、しっかりしろ!」と胸ぐら掴んで目を覚ませてやりたい気分だ。

同業者の仕事についてとやかく言うことはどうかと思うし、これまでもひとさまのCM批判はしてこなかったつもりだが、あんまりのことについつい筆を執って毒を吐いてしまった次第。
そもそもこのCMの成り立ちが、どうもオランジーナのCMにリチャード・ギアの起用が大当りした二番煎じ狙いが見え見えで、そこからして気に入らないかったのだ。それが、堂々たる二番煎じで、もっとビッグネーム起用ならまだしも「お。」と思えたかもしれないけど...ねえ、ピアース・ブロスナンって...。

あ、ちなみに、ホント商品はサイコーにうまいです。ビターな味わいが、さすがシュウェップスって感じで。みなさんも飲んでみては如何かしら。フォローになっているかしら。

by wtaiken | 2012-06-29 15:30 | 小ネタ集 | Comments(6)

最近のよしなしごと2   

その日のうちに思いついたことをダラダラと書き連ねる、今日は小ネタの日。
その日のうちに何度か更新するかも、とは言いつつ今日はこのあとロケハンなのでつづかないかも、です。



ふえるメガネ

メガネをかけているが近眼はひどくないから裸眼でも生活に不自由はない。ただもう乱視がひどい。
乱視は縦方向にボヤけるの縦乱視と、同じく横方向の横乱視があると言われてい、一本の棒が縦に三本見えたりなんかするってーと、これを俗に"縦川乱視"という。
と、ちょっとしたケーシー高峰チックな与太話を挟みつつ、つまり乱視であっても近視ではないから薄ぼんやりなにかを漠然と見ている程度ならばさして生活に支障は生じないわけだが、仕事上乱視を放任しメガネなしで済ますわけにはいかない。細部にまで神経を尖らせ映像を見なければならない仕事なので、だからといって仕事の時にはかけて仕事が終われば外すなどという手間は面倒でもあるし、またメガネのかけ外しは目に負担がかかり症状を悪化させるというので、起きている間は基本的にメガネをかけて、夜眠りにつくその時になってメガネを外し、そしてベッドサイドにそっと置くのだ。

朝目を覚ましてトイレにたったその足で、仕事部屋へ行きパソコンを立ち上げる。ヴォンという音ともにパソコンが光を放つと、そこでようやくベッドサイドにメガネを置いてきてしまったことに気づく。

しかし私は慌てない。両手がぶつからないよう器用に小さな円を描きつつ「めがねめがね」などと言う例の横山やすし的挙動に出ることはまったくない。私はベッドサイドに寝る前置いたメガネを取りに寝室に引き返ことはしないのだ。

なぜならデスクサイドの引き出しをあけると、そこにはたくさんのメガネがしまってあるからだ。
メガネ好きなのだ。気にいったフレームがあるとついついつくってしまうのだ。一時期ずいぶん狂ったようにメガネをつくっていたのだ。手の届くところに腐るほどメガネがあるのだ。
だから私は慌てない。よりどりみどりのどれかひとつ取り上げては、それを無造作にかけパソコンの前に腰を落ち着ける。そうしてそのメガネをかけ、私の一日がはじまる。

さてと、今日も一日の終わりだ。ベッドに横になってテレビを少しばかり観たり、本を読んだりする。そしてしばらくすると眠気が襲う。メガネを外し、ベッドサイドにそっと置いてから灯りを消す。

朝目を覚ましてトイレついでに仕事部屋に来てから「あ。」とは思うものの、引き出しから別のメガネをかけて一日を過ごす。
こうしてまるで使い捨てのようなメガネが、私のベッドサイドにはいくつもいくつも置いてあるのだ。

by wtaiken | 2012-03-08 03:59 | 小ネタ集 | Comments(0)

最近のよしなしごと   

その日のうちに思いついたことをダラダラと書き連ねる、今日は小ネタの日。
その日のうちに何度か更新するかも、です。



留守電

見慣れない変わった番号の着信だったので無視したら、留守電が入っていた。
「○京日動○災の○藤ですが、明日予定通りお伺いしますので、よろしくお願いします。」

なかなかしっかりした口調の、誠実そうな人柄がしのばれる感じの留守電だった。
しかし私は"○京日動○災の○藤"など知らない。誰なんだお前は。間違えた番号に電話をかけたうえ、とんちんかんな留守電を残してしまう、声がしっかりしていたから余計にこのうっかりミスが際立ってしまった感じだ。馬鹿なお人だ。
このアポ確認の間違えが、明日の仕事にとんでもない波紋を巻き起こさなければいいが、と案じたりもした。

しかしその後、たびたびこのうっかり野郎○京日動○災の○藤が間違い電話をかけてくるのだ。しかも徹夜仕事でちょうど寝入ったばかりの朝9時半くらいに、またぞろ能天気に「本日予定通りにお伺いしても大丈夫でしょうか」的な間違い留守電を残していく。そんなことで仕事のアポ確認は大丈夫なのか○京日動○災の○藤!と私は言いたいし、なんなら一度この変な番号の着信に出て間違い電話と間違い留守電を正してあげた方が人の道かもと思いつつ、このちょっとした親切心からなにやらとんでもない詐欺的な犯罪に巻き込まれないとも限らないから、しばらくは放置することにしようと思う。
それにしても思うのは、われわれ社会人が毎日のように行っているアポイントメントの存在意義だ。たったひとつの事例でしかないが、必要のないアポは意外と多い、と私は思った。

by wtaiken | 2012-03-07 10:30 | 小ネタ集 | Comments(0)