2017年 08月 31日 ( 1 )   

「ダンケルク」公開まであと9日!   

まだ観ぬ映画をネタに公開までの10日間ブログの更新をするという自らの軽はずみな発言をいきなり後悔しきりな2日目であるが、ひとまず今日は「ダンケルク」興行成績について語ろうかと思う次第だ。

まずは前々回の記事からコピペし、これまでのクリストファー・ノーラン監督作の日本での興行成績を再度振り返りつつ、そこに世界興行収入も加筆してみるとー

2008「ダークナイト」日本 16億 / 世界 およそ1.000億円
2010「インセプション」日本 35億 / 世界 およそ290億円
2012「ダークナイト ライジング」日本 19.8億 / 世界 およそ1.080億円
2014「インターステラー」日本 12.6億 / 世界 およそ675億円
※ ウィキペディアによる数字

ということになってい、日本に限って見てみると、「インセプション」は監督らの来日キャンペーンおよび渡辺謙の出演およびディカプリオ需要でいまのところノーランのフィルモグラフィでは興行成績ダントツのトップ。続く19.8億円の「ダークナイト ライジング」は、シリーズ前作「ダークナイト」の傑作需要と完結篇需要でまあまあの成績を残したものの、そのライジングでガッカリさんの客足が遠のいたのか、はたまた3時間近い上映時間に多くの映画観が敬遠したのかは定かでない「インターステラー」は12.6億円というかなり落ち込んだ成績になっている。

で、最新作の「ダンケルク」だ。実は北米での公開第1週目の興行成績予想は、かなり低めに設定されていた。
なにせ大ヒットシリーズの最新作でもない、スーパーヒーローが活躍するでもない、ベストセラー小説の映画化でもないしファミリー向けの愉快なアニメでももちろんない、さらには集客の見込めるスターも出演していないという、大ヒットにつながる要因がないない尽くしなうえにきて、夏休みの若年層からはそっぽを向かれかねない戦争実話の映画化だっつーんだから、そりゃいくらこれまで創る作品大ヒットに導いてきたクリストファー・ノーランであっても、低い興行成績予想は致し方ないというものだ。
ところが実際蓋を開けてみると、予想を大幅に越える大ヒットで公開1週目2週目つづけて北米BOX OFFICE第1位に輝き、3.4週では集客の落ち込みをそこそこ防いで第2位に止まり、8月26日時点での全世界興行収入は4億ドルを突破、円に換算するとざっくり400億円となって優に「インセプション」を越えてい、このあと公開が待たれる主要国イタリア、中国、日本でどれだけ数字を伸ばすのか、果たして前作「インターステラー」6億7.500万ドルを越えてくるかどうかが、もっぱらノーランファンとしての興味のひとつでもあるのだ。

それにしても、これほどの興行的逆境をはねのけて成功に導いたのは、1人の映画監督のバリュー、クリストファー・ノーランの作品なら是非とも映画館で観たいという価値観が集客につながったという信じられない事実であり、80年代のスピルバーグやルーカスじゃないけれど、いよいよ世界的にノーラン・バリューが確立・浸透してきた証しになったんじゃなかろうか。

今年北米では、「またかい」的なシリーズものの映画が大コケになるという潮流があったようで、自動車変体ロボットものやカリブの海賊もの、トム・クルーズが出ていてもいまさら「ミイラ人間」もないだろうな新規シリーズの第一作目など、ことごとく映画ファンからはそっぽを向かれたそうだ。それにしてもそれらの潮流にはまったく関係なく、海賊ものが大当たりする日本において、果たして「ダンケルク」がどれほどの成績を残すのか、正直未知数だ。
トム・ハーディやキリアン・マーフィというノーラン作品常連やオスカー俳優のベテラン、マーク・ライランスあたりの中堅どころはひとまずおいておいて、陸・海・空で活躍する20歳代の若者俳優らが結構みんなイケメン揃いなところが、もしかしたら "青田買い" 的女性客を取り込むかもしれないし、なんとなく世の中の風潮が、2017年もっとも映画館で観るべき一本がこれ!的な感じになっている気もうっすらしてい、これまでのノーラン作品の信頼性も後押しして、もしかしたら大ヒットにつながるかも、なんて贔屓目に予想して、ひとまずは20億円超えは確実! としておこうかな。

ちなみにノーラン作品の常連と言えば6作品連続で出演してきたマイケル・ケイン、ウィキペディアでは「ノーラン作品常連の俳優マイケル・ケインは本作に出演しない。」と一文あるが、これは間違い! ネタバレしない配慮から詳しくは言及しないが、意外なカタチで今作にも出演を果たしています。作品を観ていないくせにいい加減な情報を拡散するな、というなかれ。未見なれども、海外の映画サイトのキャスト一覧から自ら仕入れた情報なので、こちらに間違いはないはず。気づかない人もいるかも、というレベルの出演のようですが。

ではまた明日。

by wtaiken | 2017-08-31 22:47 | Comments(0)