ダンケルク5分映像、観られます   

まあ単刀直入に言うと、表題の通りです。

「ダンケルク」9月9日の公開までまだまだたっぷり2月もあるこの的外れな時期に、T・ジョイPRINCE品川で (それと桜木町の横浜ブルク13でも) 行われているクリストファー・ノーラン特集を、昨日の「インセプション」に続き、本日は「インターステラー」を観てきたところなんだけど、おそらくはアタッチされるだろうと十中八九踏んでいた「ダンケルク」の5分版予告は、本編開始前しっかりと無事に放映されてました。

「インセプション」も「インターステラー」も公開年以来の映画館鑑賞だし、もちろんそれありきではあるものの、正直その「ダンケルク」5分映像のために映画鑑賞料を払ったと言っても過言ではないくらい、そりゃやっぱり未見のノーラン映像の方に魅力があるわけで、ただしこの5分版予告公開前に噂されていた「冒頭5分の映像」ではなく、本編中の緊迫感のある5分間を切り出した予告篇であり、まるで無限音階のように時計を刻む音が無限に加速し続ける音楽に嫌がうえにも緊張感は高まり、さあこのあとどうなる!という絶妙のタイミングでスパッと5分間が終わる、前回の記事で書いた、いまひとつ盛り上がらないこれまでの3本の予告篇で観られた映像の一部が全長版で観ることが出来ただけのことなんだけど、いやー、IMAXスクリーンを活かした迫力の映像に思わず「お、おおー...」と感嘆の深いため息が漏れるほど。そして「ダークナイト ライジング」のベイン以来の、どうやら今回も戦闘機パイロットとしてほぼマスク姿となりそうなトムハ (トム・ハーディ) 隊長の、眼力が凄まじくもしびれるくらいにカッコいいのだからもう必見よ。この5分予告篇、黒オチで終わりかと思いきやのあとのトム・ハーディおまけも緊張感のあとの緩和でクスッと笑えてこれまたいいし。

7年前と3年前の映画のレビューなんて今更だし、当時当ブログでしっかり書いてきているので繰り返しもどうかと思いつつ、新しい読者の方のために本編2作の感想をかいつまんでおくとー

「インセプション」はやっぱりストーリーの根幹に関わる問題点、つまり雇い主のサイトーは外したケイパーチームのコブ以外のメンバーたちの、ミッションにかける切実なモチベーションの欠落が作戦の成か否かのサスペンスを生めなくしているという、この映画の最大の弱点は初見の感想から変わることがないし、どこかで「所詮夢の話」という冷めた見方をしてしまっているところもなくはなく、とはいえ穴だらけのくせにラストに感動してしまう「ダークナイト ライジング」に代表される、"ノーランの終わりよければすべてよし" なエンディングが、この映画でもやっぱり抜群なのは再認識できた。
作品全体としては5つ星中3.5ってところが妥当だと思うんだけど、コプのトーテムは回り続けるのか倒れるのか、夢か現実かで当時あちこちで意見が交換されたラストカットの、よろっとよろめいての、立て直してまだ回るのか、おいどっちなんだと思った瞬間にスパッと映画を終わらせる絶妙なタイミングは、やっぱり何度見てもニンマリしてしまう。
ただしIMAXの巨大スクリーン映えするカットは、思いのほかなかったかな。
それかあらぬか改めてこの映画に感じたのは、この作品以降「...ライジング」や「インターステラー」に見られる堂々たるブロックバスターな大作然とした作風よりは、なぜかこじんまりとした「メメント」あたりに通じるセンス一発の小品ぽく思えた点。フランスや雪山、中東? はたまた日本のどこかの海岸? と壮大にロケーションしているわりに全体が狭い世界の中で完結しているように観えてしまうのは、それが個人の頭の中の世界、ビジョンだからなのか。どこがどうと的確に指摘できない、あくまで感覚的なところなんだけど。

一方「インターステラー」は、公開年以降ブルーレイにて自宅視聴してきた私としては、やっぱ映画は映画館で観るもの、IMAX撮影された映画はIMAXスクリーンで観るもの、という思いを新たにしたくらい、宇宙空間の映像の美しさ、迫力、音響の圧倒性を久々に満喫・堪能できて大満足、自宅でしか観たことのない人や、ましてやスマホでしか観てない人は、四の五の言わずにいいから品川か桜木町へ行きなさいと強くオススメしておきます。是非ともこの体感すべき映画を。金曜までやってます。

ということで、桜木町では10時「インターステラー」18時20分「インセプション」と品川とテレコ上演になっているので、仕事をさぼって横浜で観るもよし、仕事を早めに切り上げて18時20分までに品川に駆けつけるもよし、とにかくあと3日、「ダンケルク」5分予告と併せて「インターステラー」を!

ちなみに品川18時20分の「インターステラー」はかなり女性客が多く目立ってました。これまでノーラン作品って映画館は映画好きの男ばっかという印象だったので、こりゃ地道に女性ファンも取り込んできたのかも、なんて思ったり。

最後に「ダンケルク」の最新情報を。北米7月21日公開まで1ヵ月をきって、ついに「ダンケルク」の上演時間が判明! その時間、なんとの驚きの1時間47分!いまどきのブロックバスターで2時間を切るなんてちょっと希有なことなんでビックリです。このところノーラン作品は1作毎に上演時間の延びていたところにきて、「インターステラー」の169分から107分という、随分と思い切りショートカットしてきたもんだよ。3年も待った新作なんだからもっとだよ、もっと観せろ!とも言いたくなるが、凝縮された濃厚で贅沢な107分なのかもしれない。

いずれにせよ5分予告を観ると、期待感一気にアガるよ。最後の最後に、こういったときの常套句を。「9月まで待ちきれない!」

by wtaiken | 2017-06-28 00:26 | Comments(0)

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