スター・ウォーズのスピンオフ   

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ハリウッド版GODZILLAの記憶も新しいギャレス・エドワーズにメガホンが託されたスター・ウォーズのスピンオフ映画第 1 弾、「スター・ウォーズ / ローグ・ワン」は、同じく"ならず者"=ROGUEをサブタイトルにした「ミッション・インポッシブル : ローグ・ネーション」側と協議の結果、どちらかがタイトルを変更するということなく、「ミッション・インポッシブル」公開の今夏までディズニー「スター・ウォーズ」側は「ローグ・ワン」の宣伝を一切しないという協定が結ばれたので、おそらくはオフィシャルにリリースしないであろうティザー映像が、「スターウォーズ セレブレーション」最終日に会場限定で公開され、それを隠し撮りした映像が早速アップロードされているので、まずはご覧ください。



隠し撮りなので当然いうまでもない画質ではありますが、辛うじて確認できるのは、ジャングルのような峡谷を抜けていくカメラ頭上を1分27秒あたりで飛び去るのはタイ・ファイターで、さらに映像終盤上空遥か彼方に霞んでいる観える巨大な衛星が...デス・スター! ドドドーン! というティザーとしては申し分ない出来。

これまでストーリーが噂されていた通り、デス・スター計画を奪還する特攻野郎"ローグ・ワン"チームの戦いが暗示されたティザーでしたね。

いつも映画情報のお世話になっているCIA映画情報局では、こちらの記事で、「デス・スターを奪還する強盗計画」でエピソード3とエピソード4との間に起こった出来事だろうと予想していますが、ナレーションの音声をベン・ケノービ "アレック・ギネス" から引用しているところや、上空のデス・スターが、全景ではないにしろほぼ完成型に近い感じから察するに、エピソード4で反乱軍がデス・スター攻略計画を立てる上で最重要となるデス・スター設計図奪還計画が描かれるのではないか、と私は予想しますが、さてどうなんでしょう。

描く視点を変えれば、エピソード4から6での帝国軍対反乱軍の攻防はもとより、いくらでもストーリーが創れるという、とんでもない金脈を掘り当てた感のあるディズニーが、本流エピソード7〜9を2年おきに公開し、その飛び石の年にはスピンオフ映画を公開する予定という、もう往年のファンにとってみれば毎年スター・ウォーズの新作が観られる夢のような日々が今年のクリスマスからはじまるわけです。

出演者の一人として噂されているのは、ベン・メンデルソーン。といってもピンと来ないでしょうが、「ダークナイト ライジング」ではウェイン産業乗っ取り計画を企てる、キャットウーマンに跨がれる役得とあっけなくベインに首をぐにゅっとされてゴミ捨て置き場に放置されてしまうひどい扱いだったダゲットを演じ、つづく出演作「エクソダス : 神と王」でまたしてもクリスチャン・ベールを敵視する役柄を憎々しいまでに演じきった男、といえば、少しは「ああ、ああ」と思われる向きもあろうかと思いますが、こいつです。
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「ダークナイト ライジング」ではその扱いも含め、小者感たっぷりでしたが、「エクソダス : 神と王」では嫌なやつっぷりが堂に入ったもので、一時期のゲイリー・オールドマンかサム・ロックウェルを思わせる...と言ったら誉めすぎか?

それにしてもギャレス・エドワーズ、「モンスターズ / 地球外生命体」といい「GODZILLA」といい今度のデス・スターといい、桁外れに巨大な "なにか" を描くのが得意、というか好きというか...。
大味 & 大雑把な、第2のローランド・エメリッヒにならなきゃいいんですが。

by wtaiken | 2015-04-20 08:40

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