新年あけましておめでとうございます   

盆暮れの休暇になると決まったようにゆるんだ心身の間隙を病原菌につけ込まれ、今年の年初めもこみ上げる咳でのどがガラガラになる風邪にかかってしまい、昨年同様夫婦両実家への年始まわりはキャンセル、幼児の手前テレビつけっばなしの正月番組三昧なんて自堕落な休日にもできず、ひどく咳き込みながらも子供の遊び相手に終始した年末年始ではありました。

今週から世の大人たち同様フリーランスの私もゆるやかにとはいえ仕事がほちぼちはじまって、そのゆるやかに昇りつつある坂道とは反対に、徐々にとはいえのど風邪も治まりかけているここ数日。
そういえば昨日1月8日をもって、「インターステラー」のIMAX版上映が (IMAXをかけている) どこの劇場でも終わったようですね。今日からは35㎜デジタル上映が細々ながらも継続はされますが。

私の場合はいまのところIMAX3回、35㎜フィルム1回の計4度鑑賞、IMAX版上映も昨日終わったことだし、今回の "クリストファー・ノーラン祭り" もこれにて打ち止めかなあと思いつつ、いよいよ35㎜デジタル版も上映終了となったら、駆け込みでラス1くらいは最後に観るかも。
そういえば字幕の気にならない吹き替え版を一度くらいは観ておいてもよかったかもなあと、それって「ダークナイト ライジング」時にもそう思ったときには時すでに遅く、どこもかしこも吹き替え版上映終了だったという同じ徹を今回も踏んでしまった。

それとやはり心残りなのは、結局国内最大級の成田HUMAXシネマズのIMAXで観なかったこと。視界に収まりきらないスクリーンで観る迫力こそ、今回の「インターステラー」にはうってつけの劇場だったろうと思う。
後悔先に立たず。だが、この愉しみ、再来年2017年にどうやらオープンするらしい池袋の、縦のスクリーン18mという成田をも凌ぐIMAX劇場で、きっとノーラン特集を組んでくれるだろうことを期待しつつ、とっておこうと思う。もちろんそん時は、「ダークナイト」「ダークナイト ライジング」も頼むよ、シネマサンシャインさん。

ちなみに現状IMAXデジタル上映は2K。つまりテレビでBlu-ray映像を観ている画質と実は変わらない解像度なわけですが、どうやら池袋IMAXでは新型4Kレーザー・プロジェクション・システムが導入されるのでは、と憶測されている。ともののブログからの受け売り。さらにちなんで言うと、IMAXのフィルム版だと8K画質だっつーんだから、そりゃ真のクリストファー・ノーランファンらが、フィルムで上映されている台湾やシドニーまで渡航してIMAX鑑賞するってのもわかる話で、私だってそんな遊興費にかける余裕がありゃ行きたいさ、世界第2位のシドニーIMAXシアターによ。「ダークナイト」「ダークナイト ライジング」、そして今度の「インターステラー」を観に。
また別のもののプログによると、IMAXフィルム版はもう観える世界がまったく違うらしいですぜ、旦那。そりゃ8Kともなりゃディテール半端ないだろうし、臨場感がすさまじそうだし。

さらにさらにちなんで言うと、昨年夏ロケで訪れたオーストラリアの最終日が帰りの飛行機搭乗時間まで丸一日オフになったので「そりゃいくでしょ!」とばかりに映画大好きっ子な制作くんとカメラマンとアシスタント4人連れで足を運んだシドニーIMAX劇場でその時かかっていたのが期待の「GODZILLA」! 日本公開がずいぶんと先だし、一足お先に!とばかりにオープンとともにタイムテーブルみたら、平日劇映画は夜しかかけないんだってよ! 目的の「GODZILLA」が上映されているとき、私たちは日本へ帰る機上の人なのだ。
じゃあ日中IMAXになにがかかってるのかってーと、よりによってハッブル宇宙望遠鏡だとかエルサレムだとか鮫だとかのナショナル ジオグラフィックのドキュメンタリーという...もうめちゃめちゃワクワクして乗り込んだだけに特に私と映画好き制作くんの落ち込みったらなかったね、みるみるシオシオに萎びて行く感じでしたよ、この二人は。一瞬「ドキュメンタリーでもなんでもいいから世界第2位のIMAXを経験しておきたい!」ってかすめたけど、やっぱエルサレムと鮫は無理! といったロケ紀行も交えつつ...

さああとは特典映像満載のBlu-rayの発売を心待ちにする日々の到来というわけですが、ほかにも「インターステラー」ファンはほぼみんな萌えたはずのTARS、CASEのフィギュア化がされるのかどうかも気になるし、主役のクーパーはさておいて、アメリアの宇宙服仕様1/6フィギュアなんてのもできればホットトイズにお願いしたいところ。あとドテラ姿のロミリーも結構萌えポイント高いので、そっちも是非。

昨日は仕事に余裕があったので、昼食をとりがてらいい天気に自転車でふらふら神保町へ足を伸ばして、発売早々の光文社文庫岡本綺堂「蜘蛛の夢」とミステリー珍本全集06橘外男「私は呪われている」を買うつもりが、この橘外男がどこも売り切れというありさま。そんな馬鹿な。
"作家橘外男" といったところで話の通じる人は、そうはいないはずで、私よりかなり年配の、少・青年時代にまさに探偵雑誌「新青年」愛読してました的な人か、あるいは怪奇幻想文学大好きです!な人か。とはいえ「知る人ぞ知る」までマニアックな存在でもない、探偵小説好きのある一定ラインを越してしまえば容易に出逢える作家ではあっても、そうそう復刊本がバカバカ売れるような人でもないはずが...。ええいままよ、と一旦外出したからには探してやるモードとなって、八重洲プックセンターまで自転車をえっちらおっちら、なんとそこでも品切れなんですってよ、奥さん。

んでまあ、さすがに寒風に気持ちが折れて帰途について、慌ててAmazon開いてみたら実にページは穏やかなもので "はぁ、品切れ? この本が? ご冗談を" くらい普通に「在庫あり」でした。
まあつまりオンラインでなど買わない、オールド探偵小説好きのリアル店舗派が発売と同時に大挙買いに走ったのかと。

昨日一日で書店巡りが面倒になったので、ポチッと発注。送料無料だから下手に店舗行くより安上がり。今日中には届く予定。

さてせっかくなのでメジャーでは決してない橘外男の作品を2.3オススメしておこうと思う。
短編なら断然「逗子物語」だ。ジェントルなゴーストに私は初見でボロ泣きでした。ちくま文庫のアンソロジー「怪奇探偵小説名作選-5 橘外男集」に収録されているので、なんか興味の湧いた人は是非。たぶん絶版にはなっていないと思うけど。
中・長編ならエロ・グロ炸裂な「青白き裸女群像」と「陰獣トリステサ」。この2篇+「妖花イレーネ」が収録され、2010年に復刊された単行本は早絶版となって、すでに高値がついてる模様。
特に「陰獣トリステサ」は澁澤龍彦のお墨付き。いまどき本は「あ」と思ったとき買っておかないとすぐに絶版になっちまうから、興味のある方は全国の古本屋の在庫なんて一発で検索可能なので、購入金額の上限に見合う古本がみつかったら是非。

今晩は映画鑑賞はやめにして、久しぶりに「逗子物語」でも読もうかな。

ではでは、遅ればせながら、本年もよろしくおつき合い願います。

by wtaiken | 2015-01-09 00:47 | Comments(2)

Commented by なすみ at 2015-01-20 23:52 x
とっても遅ればせながら、新年おめでとうございます。
そしてブログ10周年を迎えていたのですね。祝!
こちらでは自分の知らない映画や音楽のことを
教えてもらったりと、お世話になってます。
これからものんびりと楽しみにしております。
良い年になりますように。
Commented by wtaiken at 2015-03-04 23:28
いやあもうブログを開くこともできずにいたここ2ヵ月でした。ご無沙汰でしたなすみさん。気がつけばブログ開始からなんとまあ10歳老けてしまったんだなあとつくづく。これからもよろしくお願いします。

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