「ダークナイト コンプリート・トリロジー アルティメット・コレクターズ・エディション 」レビュー   

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↑ 「ダークナイト トリロジー ブルーレイBOX(初回数量限定生産) [Blu-ray]」発売からわずか一年たらずで、たった1枚の特典ディクスを追加し余計なオマケをつけリパッケージし、舌を噛みそうな長い商品名「ダークナイト コンプリート・トリロジー アルティメット・コレクターズ・エディション(6枚組)(5,000セット限定) [Blu-ray]」で発売するというそれをして "ワーナーBros.の愚行" と罵るより、あえてここは「ダークナイト トリロジー ブルーレイBOX」発売からわずか一年たらずで、新撮の特典映像が観られるBOXセットを発売してくれてホントどーもありがとうございますワーナーさん!くらいにポジティブシンキングでいきたいものだよ。ということで当然なんら迷いなく (嘘つけ!) 購入した「ダークナイト コンプリート・トリロジー アルティメット・コレクターズ・エディション(6枚組)(5,000セット限定) [Blu-ray]」が先週届き、ぼちぼち仕事宿題地獄から開放されつつあり比較的時間のつくりやすい夜中にひとりじっくりとその新しい特典ディスクを視聴した、もし仮に私のこのレビューを、読んでみてからこのBOXセットを買うか買うまいかの判断を下そうなどとお考えの方がおられるならば、ここで改めて宣言するならば、上述の通りの "なんでもウェルカム" ないいお客さん、単なるダークナイトトリロジーバカの言うことなので、レビューもなにも正統な価値判断が出来ていないということをお含みおきいただきたい。つまり感想は "買ってよかった" に決まってるじゃないか。
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とはいえ商品画像にある通り、5枚からなるトリロジーヴィランをフューチャーしたアートポストカードは「それがどうした」という程度のものだったし、ちっちゃな写真集に特段ビックリするほど初出のスチルは見当らなかったし、ホットウィール製ビークル3台セットもこれまで同社から発売されていた商品をそのまま新規パッケージ化しただけのこと、せめてバットポッドの一部を金色にしている意味不明のカラーリングくらい修正して欲しかったけれどそれすらも手をかけない怠慢にはさすがのバカも少しく憤懣やかたなしの態ではありましたが、なんといっても購入の目的は特典ディスクただ一枚にあったので、そこはそれ軽くいなしてテレビにかじりついたわけで。

というわけで、今回初収録された特典映像について、ごく簡潔に。

1.「ダークナイト・トリロジー : 伝説のはじまり」約1時間15分のドキュメンタリー。
「誕生」「アプローチ」「作品のテーマ」「構成」「アンサンブル」「実行」「期待」に章分けされ、語るのはノーラン監督はもとよりトリロジー製作スタッフ、映画評論家、映画ライター、さらにはザック・スナイダー、ギレルモ・デル・トロ、マイケル・マン監督諸氏。キャストによる新撮インタビューはなし。
そのインタビューに挿入される映像が真新しいものばかりで見応えがあり、公開を目的としていないようなホームビデオで撮られた舞台裏映像が多く含まれ、また「バットマン ビギンズ」での、街を見下ろすバットマンをとらえた空撮ショットのアウトテイクなどもあったりし、まさに "もうこれ以外にないっす" 感たっぷり。
中でも「アンサンブル」の章、各作品のメインキャストスクリーンテストショットが、これぞ "お宝映像" といったところ。
お目当てのアン・ハサウェイものは、全米発売以降ネットを駆け巡った画像以外にはなかったけれど、そのスクリーンテストでのキャットウーマンスーツ、
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黒ではなく、パープルだった、ってのが確認できました。マスクのチープさも含め、テレビ版キャットウーマンの再現 & リスペクトですね、この映像は。

で、メインキャストのほとんどのスクリーンテストショットが蔵出しされる中、その映像こそなかったものの、ヒース・レジャーがジョーカーを演じているビハインド・ザ・シーンが今回若干含まれてい、「ダークナイト」単体商品特典映像ではほとんど観られなかった溜飲がようやく下がりました。

エピソードとしては、ゲイリー・オールドマンが当初ラーズ・アル・グールの候補であったという驚きの事実、さらには公開前のネタバレを防ぐためにブルース・ウェインの葬儀シーンでとったノーラン監督の秘策などが面白かった。これはちょっとしたクイズのネタにもなるくらいの、個人的には "なるほど" というボタンがあったら連打したろう話で、それこそ "特典" として購入したもののみ知ることができる裏話ということで、ここでは明かさない。

2.「スーパーヒーローを語る : クリストファー・ノーラン、リチャート・ドナーによる対談」
約25分の対談中、一切インサートシーンなし。おじいちゃんとおっちゃんの語り合い、ちょっとした誉め合いに終始しているので、再視聴することもなかろうかと。
ちなみにリチャート・ドナーとは「スーパーマン」や「グーニーズ」、そしてサスペンスの大傑作「オーメン」の監督さん。
そのドナー監督から、「次はコメディー映画を撮るべきだ」と言われたノーラン監督の戸惑いともつかない微妙な表情が見物といえば見物です。私見を言うなら、今後一本たりともノーラン監督はコメディーはつらないと思うよ。

3.「ダークナイト : IMAX映像シーン」 & 「ダークナイト ライジング : IMAX映像シーン」
と、これぞ余計な、いらない特典だろうと思っていたけど、これこそが真の "特典映像" でした。
まあタイトル通りの2作におけるIMAXシーンのみピックアップしただけのものなんだけど、そもそもこれまでBlu-rayディスクに収録されていた映像では、本来のIMAX映像縦横比からすると上下がかなりカットされていたわけで、それが今回初のフルサイズ収録。これはうれしかったね。16 : 9のテレビ画面では当然左右に黒い帯が入ることになるわけだけど、そんなの気にならない。人物メインのショットより、特に実景メインのショット、たとえば「ダークナイト ライジング」のプロローグ、中東あたりの草地を走るジープのショットなど「おお、画角が広い!」って感じでした。


さて、最後にパッケージの総評を。
一部の商品画像では白のポックスケースで紹介されていたけど、ここに載せたスチルの通りシルバーボックスでホッとしました。
とはいえ比較すると、「ダークナイト トリロジー ブルーレイBOX」の、漆黒のボックスにバットマークのみシルバーの方が好みだし、ディスクの盤面を含めたアートワークも前ボックスに少し劣って、ちょっと統一感のない感じになっています。
唯一、前ボックスより長けている点は、余計なブックレットが薄くなった分、今回のトリロジーボックスの方が少しだけ幅が薄くなっているくらい。

ほぼ同じ商品だけど、いまのところ前ボックスをセコハン屋に売るつもりはないので、我が家では「ダークナイト トリロジーBOX」が2組、黒と銀で仲良く並んでいます。

by wtaiken | 2013-11-11 14:29 | 蝙蝠男の孤高の戦いは続くのか | Comments(0)

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