プロメテウスです   

主演のロバート・ダウニー・Jrに負うところは大きいとは思うが、「アイアンマン」の1作目がそこそこ面白かったので、2は期待して公開時に劇場で観たところ本編中3度ほど寝てしまうくらい私にとってはもはやどうでもいい単なるアクションシーンが積み重ねられた映画になってしまっていたし、先日新作レンタルで観た「キャプテン・アメリカ」も予想通りさして面白くないものだったし、ハルクは映画化されたエリック・バナ版とエドワード・ノートン版ともに観ているとはいうもののあんな異形のヒーローはことさら好きになれないし、「マイティー・ソー」に至っては少しも観る気がしない、と、どうもマーベル・ヒーローものは、子供の頃から知っているスーパーマンやバットマンのDCヒーローものに比べると分が悪く、おそらくこの夏のブロックバスター映画の一本「アベンジャーズ」は今のところレンタルスルーのつもりだ。
マーベルものならば、くどいほど再三再四ここで推しているラブコメ映画の傑作「(500)日のサマー」をものしたマーク・ウェブ監督による新生スパイダーマンばかりが唯一期待している映画であるわけだが、そりゃもうね、私にとってはバットマンの比ではないよね。バットマン>スパイダーマン。でも「ダークナイト」=「(500)日のサマー」なんですけどね。
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そんなこんなのサマームービーの一本、「ダークナイト ライジング」の次に期待をかけているのが、「プロメテウス」だ。
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一作目でH・R・ギーガーという画家を一気に世界中に知らしめ、シリーズ3作目以降は観るに堪えないグタグタぶりを発揮、しまいには「カブトムシとクワガタを戦わせたい」といった小学生レベルの発想で地球外生命体というザッパな括りでプレデターと同士討ちさせられていた「エイリアン」の、初心に返ったSFスリラーらしいプリクエル(前日譚)、しかも1作目以来33年ぶりにシリーズのメガホンをとる、次作に新・ブレードランナー映画も控えているリドリー・スコット監督による、エイリアンが出てこないのはずなのにエイリアン最新作と呼ばれているのがつまり「プロメテウス」なのだ。
シガニー・ウィーバー"リプリー"にの替わり戦うヒロインを演じるのは、ドラゴンタトゥーのノオミ・ラパス。エイリアンシリーズではレギュラーとも言える人型アンドロイドは、ハリウッド若手ではいま破竹の勢いで引く手数多な"マグニート"マイケル・ファスベンダーが扮し、シャーリーズ・セロンやガイ・ピアースも出演。「エイリアン」一作目に出てきた、胸に穴の空いた巨人化石、通称"スペース・ジョッキー"も最新の予告篇でチラッと登場します。
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↑こいつ、こいつ。

予告を観る限り、33年前劇場でたびたび肝をつぶした感触を少しばかり思い出しました。



お暇にときにどうぞ。

by wtaiken | 2012-03-23 18:54

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