ダジャレ二題   

あのー、いますでしょ。
会議中とかの堅い空気の中でダジャレ言う人、いますでしょ。
さも「どーよ、今のオレの空気を和ます的な潤滑油はよ」顔で誇らしげに。
あれね。あれ、嫌いなんす。会田さん。

おっと、いきなり本題に入りましたが、土日はジガジでございますよ。お忘れなく。
週末の恋人ジガジでございますですからね。ええ。

あれねえ、どーいった神経なんでございましょうな。
それが厄介なことに、ちょっと偉い人だったりしますってーと、周りのみんなは気を使って笑う。普段毒舌満載の、わりかしシビアな発言の多い弟子の小林くんすら調子合わせて、ケケケなんて横で笑ってるん。(会田さんには、CM企画の弟子がおりますです、ハイ)
しかし、会田さんは違うね。そんな時会田さんは愛想笑いもいたしませんな。
「はあ。」なんつって、流す流す。
「じゃあ企画の説明行っていいすか」なんて、そりゃもうそばでピッタリ寄り添い何事にも拍手喝采のわたくしですらハラハラするほどに、ダジャレをまったく無視でございます。
だから弟子の小林くんに「もう少し大人になったらどうですか」なんて言われたりするん。

でもいいですか、みなさん、このものら、ダジャレを好んで使うものらにとっては、さらに厄介なことに、どうやら“シラける”こともまた快楽だってんだから、始末に負えない。どうも自分らにとっては瞬発的にダジャレを言うことに意義があるらしい。そこにウケたウケないは関係ないってんだってんだから。結果を求めろよ、まったくよ。

ううむ、野放しにしてていいんでしょうか。許すまじ、ダジャレ。
てなことで結成された「全日本ダジャレ撲滅委員会」。
略して「全ダ撲」、その委員長を務めている会田さんがだ。こともあろうに、自らの企画コンテで喜々としてダジャレを使うってんだから、こりゃ背徳行為もいいとこですよ、実にどーも。
本日は、ジガジにあるまじき弾劾の意味を含め、そんな全ダ撲委員長のウラの顔を暴く画コンテの発表でございますです、ハイ。委員会員、みな驚愕でございましょうな。ケケケケケ。

クライアントは、地方の家電量販店。如何に安さを訴えるか。
会田さんの寝言にもありましたが、かつては大声で「3割4割引き、当たり前ー!」なんてビックカメラがやっておりましたけども、その手でございます。

では本日は、夜尿症のため、トイレに行ったまま戻らない会田さんに替わってわたくしの2度目の開演のブザーチャレンジでございます。さ。
「ブーう。」

ヘタでございます。

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まあ解説するまでもありませんな。「ほとんど安い」「安いが一番」てなコピーに(こりゃコピーともいえませんがね)如何に落とし込むか、家電からはまったく想定できないシチュエーションに置き換える面白さを狙っているわけです。
二案目の「安い3」てタイトル、これダジャレシリーズとなっておりまして、もちろん「2」もあるんでしょうな。見あたりませんが。

でもこうして改めて見ますってーと、ダジャレってほどのこたーないですな。
いや、こりゃ正式なダジャレじゃねー! なんてその筋のものからクレームが来そうです。そんなクレームをつけてくるあたりも、ダジャレ好きは嫌だね、まったくどーも。

で、こーいったダジャレというのか、言葉遊びというのかを、会田さんは何案か出す企画に必ず忍ばせる。
そしてウケるときはウケる。けど決して最終選考に残りませんな。
つまりCMってのは、何度も何度も視聴に堪えるものでなければいけないんです。
ダジャレCM、一回見てネタがわかった後ってのは、これなかなか辛いもんです。
それみんなわかってるん。だから選ばれないんですな。
名人の林家三平が、正月に必ず「車と車がぶつかって、ガンターン!」で待ってましたと客席ドッカーンてなところまでは、そうそう行けるもんじゃないんですな、ダジャレは。
それでもしぶとく企画に必ずダジャレものを忍ばせる会田さん。
本来忌み嫌うダジャレを、こうして仕事では喜々として使うだなんて、まあなんて人間て複雑なんでござんしょう。
つーか、結局のところ会議で好んでダジャレを発するおやじとまったく変んねーじゃん!! 会田さんあんたはよ!

毒吐いたところで本日はこれにて。ではまた来週。

by wtaiken | 2005-04-18 01:23

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