ダークナイトトリビア:1回目・続  


2 ■ ウォーペイント

字幕は画面横一列でなるべく完結し、読みやすくしなければならない都合上、もとのシナリオから大分短くした日本語になってしまうのは仕方のないこと。
開始2分3秒あたり、銀行屋上でのハッピーとドーピーの会話ではジョーカーのメイクについて語られてい、
BD版字幕では ──
ハッピー「ジョーカーって?」
ドーピー「顔にハデなメイク。
     相手を脅かすためだ」

と実に簡潔になっている。が、もとのシナリオには
「...to scare people.」(相手を脅かすためだ)のあと「 You know,war paint.」とある。すなわち字幕では、この"ウォーペイント"部分がまるまるカットされているのだ。
この"ウォーペイント"とは
「アメリカ先住民族などが、戦いの際に顔に施す派手なメイク」。

ジョーカーのメイクはクラウンをもじったものであり、かつウォーペイントでもあるという解釈をクリストファー・ノーランはしている。


3 ■ FBI捜査官→組織の銀行支店長

2分15秒あたり。襲撃してきたクラウンマスク一味に臆することなく、いきなりショットガンをチャクルズにぶっ放すという番狂わせで驚かす銀行支店長を演じているのがウィリアム・フィクナー(フィクトナーと表記もされる)。
「プリズン・ブレイク」ではアレクサンダー・マホーンFBI捜査官を演じてい、開始早々すぐに退場してしまう端役になんて贅沢なキャスティングだと思われた諸氏もおられるかと。
ところで、クリストファー・ノーラン監督は、「ダークナイト」をつくるにあたりマイケル・マン監督の「ヒート」を参考にした、と語っている。都市型犯罪の描き方、アル・パチーノとデニーロが対立しながらもお互いにシンパシーを感じているという構図をバットマンとジョーカーの描き方に反映させるなどの影響が見られる。
この映画にウィリアム・フィクナーは出演している。



4 ■ ジョーカーの髪色

銀行に押し入ったクラウン一味が仲間同士で次々殺し合い、最後にバスドライバーを撃ち殺したボーゾのみが一人だけ残る。いくらぼんやり観ていたとしても、この辺りでたいがいは"おやおや"と気づくはずだ。
そのタイミングを見計らうようにして、ボーゾの髪を緑にしている。(あるいは、より緑色であることをわかりやすくしている)

どういうことかというと、ジョーカーの髪色は緑だから。これはバルタン星人の手がハサミであることと同等のアイコン、自明の理なのだ。しかしこれをはじめからそうしてしまうと、いきなりここでこいつがジョーカーであることがバレバレだ。
支店長の足を撃ったときもご覧のようにまだ茶髪。↓

ところがバッタバッタとクラウン一味がバトルロイヤル式に姿を消すと、いつの間にかボーゾの髪が緑色になっている。
そのタイミングがバスドライバーを撃ち殺すあたりの4分58秒。
こっちの方がよくわかるかな。↓
この普通髪からジョーカーヘアーへのスライドを一見して見破ったとしたら、それは相当変わった見方をしている人だ。私は何遍も観てようやく気づきました。

ちなみに同じシーン、支店長に捨て台詞を言うところでは横たわっているバスドライバーの死体が、ジョーカーがバスに乗り込むときにはなくなってる! だなんて指摘をしている人がいましたが、それは挙げ足とりというもの。
なにを優先するか、なにを見せたいのか、これくらいは映画でやっていい嘘だと思うよ。


ふう。とんだ手間のかかる大仕事になっちまったい。
トリビア第一回目の区切りまで、あと2項目! がんばれ、自分。まだつづくよ!

# by wtaiken | 2012-01-31 20:12 | ダークナイトトリビア | Trackback | Comments(0)

ダークナイトトリビア:1回目←更新版  

「ダークナイト ライジング」日本公開まで181日となって、って別に区切りのよい日取りでは特にないけれど、思い立ったら即実行ということで、ここに改めて「ダークナイト」(2008)を復習でもしとこかい!って企画なのです。
私の知る限りの「ダークナイト」トリビアルな話題を、映画の流れに沿って紹介していく事典的なコーナー。新作公開前に改めて「ダークナイト」を観ようかって人は、このページを参照しつつ鑑賞するってーと、もしかしたら面白さがアップするかもです。

映画館のショップでも販売されている「SCREENPLAYシリーズ 名作映画完全セリフ集」というシナリオの英文と対訳が並記されている本の「ダークナイト」が10コンテンツに分割されているので、便宜上それに合わせてこのコーナーも全10回に渡る予定。
第一回目はプロローグのジョーカー銀行襲撃から立体駐車場でのスケアクロウ逮捕までのトリビアを。

はじめる前になんとなく危惧しているのは、トリビアなことって登場人物にまつわることが多い気がして、となると映画冒頭部分に話題は集中し企画存続が危ぶまれるような竜頭蛇尾になりかねないのでは?と思っているんだけど、これは進めてみなきゃわからない。とにかくはじめてみようかと。
"復習"ということにしているので、当然ネタバレ満載です。まだ「ダークナイト」を観ていない人は、これは読まずにやり過ごした方がよいかも。

たまに筆者の主観や映画へのツッコミ、巷に流布した噂レベルの話題も含まれるので、主・客は入り乱れ、トリビアの真偽についてあやふやなところもたまにあったりするかもしれないし、これまで当ブログで紹介済みの話題もここにとりまとめることにするので、「それは単なる憶測じゃん」とか「間違ってますが」やら「あ、また同じこと言ってやがる」だののツッコミは無しに願います。そういうことも含めて、楽しんでいただければ。

ではでは、第一回目スタートです。

1 ■ プロローグ、クラウンマスクについて

組織の息がかかった銀行を襲撃するクラウンマスクの一味。それぞれ「7人の小人」から引用されたと思われる名前は以下の通り。

※ちなみに「7人の小人」は、ドク、グランピー、ハッピー、スリーピー、バッシュフル、スニージー、ドーピー。
まずは屋上の2人、手前の通報装置を解除するのがドーピー(愚鈍な)。それぞれ役割を全うしたあと、同志によって殺されてしまうわけだが、まず真っ先に撃たれるかわいそうな奴がこのドーピーだ。
後方のボケて見えているのが、ハッピー。屋上でドーピーを殺したあと金庫室へ行って金庫をドリルでこじ開ける役割。当然仕事を終えた後仲間に殺されてしまうわけだが...。
この一味の中で唯一"同志に"ではなく、銀行支店長に撃たれてまうのがチャクルズ(クスクス笑い)。支店長については、別項を立てるので「3」を参照のこと。
金庫室で、仕事を終えたハッピーを射殺するのがこのグランピー(気難しい)。この一味の雇い主ジョーカーの、次々同志討ちにさせ盗んだ金のすべてをかすめ取るつもりだろう悪巧みを察知し先手を打とうとするが、突入してきたスクールバスに撥ねられてしまう。
そのグランピーに撃たれそうになるのが、ボーゾ(バカ)。そしてそのボーゾに最後に殺されてしまうのが
バスドライバー。シナリオに名前はなく、ただ"運転手"とのみ。ボーゾを今撃たんとしているグランピーをついつい撥ねてしまうが、すぐにボーゾに撃たれてしまう。


さて、この"クラウンマスクの強盗団"で思い出すのは、スタンリー・キューブリックの「現金に体を張れ」。
似たようなクラウンマスクの一味が強奪するのは、銀行預金ではなく競馬売上金だが、スタンリー・キューブリック好きを公言しているクリストファー・ノーラン監督の、これはリスペクトだろう。

<おまけ>
このプロローグ一連の撮影中スパイショットをいくつか。ま、今更ではありますが...。
おお、なんとクルマに乗り込む後ろ姿のジョーカー、初登場シーンの撮影じゃねーっすか。
今回改めて「ダークナイト」絡みのスチルを検索してみると、初めて見る掘り出し物が多く、その整理だけで時間がかかってしまうのだ。
このスーツ姿から察するに、銀行襲撃シーンに臨むヒース・レジャーだな、これは。ちょぴりだけ髪がジョーカーグリーンに染まってます。
しかしこうしていると、いかにもナーバスな感じのヒース・レジャーなんだけど、あのメイクアップにあの演技スイッチが入った途端に、もうヒースとは別人格の"ジョーカー"そのものにしか見えなくなるから不思議だ。
で、そのあとクラウンマスク被って、このシーンを撮影したんでしょうね。


...と、1つめの話題で途切れたままになってますが、これまたあとからあとから五月雨式に関連スチルが出てくるもんで、先に進みゃしない。

以下、ジョーカー銀行襲撃の監視カメラ画像もきちんと創られていたようです。
この監視カメラに表示されている時刻を観て、私はビックリしましたよ。事件を起こしたのは午後の3時だったんですね!
確かにバスドライバーのセリフに"School's out . Time to go ."(学校は終わったよ、下校の時間だ。)とあるわけだし。
なんだけど、なぜか私は"登校時"だと勘違いしてました。ま、そうするとこのあとの警察の現場検証シーンが黄昏時なのは遅すぎだ。

その現場検証もゴードンとバットマンの金庫内カット以外は本篇には残されていませんでしたが、こうして存在していたというスチルも。支店長に撃たれたチャクルズの。



えーっと、で...
仕事との兼ね合いで、第一回目の続きは本日どこかで更新予定。果たして区切りの"スケアクロウ逮捕"までたどり着けるかどうか...。
to be continuedっす!

# by wtaiken | 2012-01-29 15:03 | ダークナイトトリビア | Trackback | Comments(0)

「目指せ、針すなお!の似顔絵塾」第三の男  

昨年WOWOW無料放送で勝新太郎の映画座頭市シリーズ第1作「座頭市物語」を観たのをきっかけに、レンタルが解禁されていない数作をのぞくすべてを立て続けて視聴し終わる頃合いを見計らうようにして、今度はBSフジでテレビシリーズの座頭市が連日放送されはじめ、年が明けてからは第2弾「新・座頭市」の第1シーズンがただいまオンエア中だ。

映画の1本目「座頭市物語」とつづく「続・座頭市物語」はモノクロ作品で、
若き日の勝新は全身ピリピリした刃物のごとく、演じる座頭市はなにをしでかすか得体の知れない不気味な存在であった。
以降シリーズが進むにつれ、座頭市のキャラクターは正義感を前面に打ち出した、人なつこい愛嬌のある善人へと変貌してしまうのだが、特にこの初期2作は市の存在こそが作品全体を支配するいい緊張感を生んでいるし、まだ太る前の勝新の体のキレは抜群、居合い抜きは電光石火でまさに神業、そのシーンだけでも一見の価値ありだ。

徐々に笑いの要素も取り入れ毎回豪華なゲストを迎えながらも、シリーズものの宿命たるマンネリズムに陥るわけだが、たとえば映画化の8本目となる「座頭市血笑旅」は、その後のテレビシリーズで勝新太郎初監督作品にこれを取り上げリメイクもするほど思い入れが強かったようで、座頭市の旅に”赤ん坊”を同行させるという足枷をはめて、シリーズに新鮮みを加えることに成功している。

他には、成田三樹夫のクールな悪役っぷりがかっこいい「座頭市地獄旅」、

松方弘樹の父である近衛十四郎と勝新の対決がシリーズ屈指の名シーンである「座頭市血煙り街道」あたりはオススメだ。


テレビシリーズは、映画だと1時間半ほどのストーリーを凝縮して正味45分にまとめているのでテンポがよく、結局のところは勧善懲悪で、剣ひとつ抜けば向かうところ敵なしのこのスーパーヒーローを扱うソフトとしては、映画よりもむしろテレビドラマの方が最適だったのではないかとさえ思う。
またゲスト陣は映画よりも時に豪華だったりする。石原裕次郎、吉永小百合、浅丘ルリ子…これまででは田中邦衛と緒形拳がゲストの回が出色の出来で、両名ののびのびとした怪演ぶりは圧巻だった。

そしてなんといってもグッとくるのが男気満載の主題歌だ。
テレビシリーズ第1作目の「座頭市物語」では主題歌の「おてんとさん」を勝新自らが唄い、そしていまオンエア中の「新・座頭市」の主題歌「不思議な夢」は石原裕次郎。「おてんとさん」は冨田勲作曲で「不思議な夢」の作曲は"悪魔の手毬唄"村井邦彦。
似顔絵塾第一回目二回目の出典「江戸川乱歩美女シリーズ」同様、これもCD化を希望したい。

アヘン不法所持事件で打ち切りになった「新・座頭市」第2シリーズ、そして第3シリーズとこれからも引き続きオンエアしてくれるんだろうけど、もっとも期待しているのが、テレビシリーズの末尾を飾る2本を映画監督の勅使河原宏が手がけていること。これは愉しみだ。


さて話が長くなったが、本題の似顔絵だ。できればこういうスケッチ的な手法は用いたくなかったが。
この塾で自分に課しているのは、「目指せ!針すなお」のタイトル通り、針すなおセンセイのごとき整理されたシンプルな線、引き算で顔を表現し、一見すればそれを誰が描いたものかすぐにわかってしまう自己流似顔絵スタイルの発見にあるので、ちょっとこんなんじゃーなーという感じなのだが、それはそれとして、結構うまく描けたと手前味噌ながらアップしましたとさ。
テレビシリーズは撮影期間が長いので、この似顔絵を描いた回より上のスチルは髪が伸びているようだ。
また、ごっちゃにしているが、似顔絵の参考にしたのは「新・座頭市」で、"おてんとさーんー"と勝新が唄ったのは「座頭市物語」の方だ。くどいようだが、一応。

# by wtaiken | 2012-01-27 03:40 | 目指せ、針すなお!の似顔絵塾 | Trackback | Comments(0)

ニコ動での6分間のプロローグ映像  

北米とイギリスを皮切りに世界順次公開予定とされ、日本での公開は未定とされていた「ダークナイト ライジング」6分間のプロローグ映像はその後一体どうなったのか、3月公開の同じワーナーブラザーズ配給「シャーロック・ホームズ シャドーゲーム」IMAX版にアタッチされやしまいかと淡い期待をかけつつ、なにか続報はないものかと検索してみると、イタチごっこの末今やすっかり駆逐されてしまい観ることの叶わないYouTubeに替わって、ニコニコ動画にそのプロローグ映像がアップされてました。

しかも気の利いたニコ動ユーザーが日本語字幕を入れているので、内容がわかりやすくなっているのはいいのだけれど、

1.盗み録りした映像なので、画質が悪い(以前YouTubeにアップされていたものと同じ。流用でしょう)
2.鏡を使用してこっそり録ったのか、なぜか映像の左右が逆
3.日本語字幕が色付きなので読みづらい
4.ニコ動ユーザーの書き込みテキストがちょくちょく映像を横切るので、うざったい

とまあさんざんなものではあるんだけど、「もうとにかく四の五の言わずに観せろ」とか「7月まで待ってられっか、いいから早くせい」だの「が、我慢できませーん」といった類いの、ダークナイト馬鹿な、つまり私みたいな人は、自己責任においてこちらへどうぞ。

個人的にこのプロローグ"つかみはOK"で、「ダークナイト」のジョーカー銀行襲撃プロローグよりもお気に入りです。すでにうん十回と観ているというね。ホント馬鹿だわ、私。

んでは、そのプロローグのワンシーンをおまけに。これも矢印の先に貼ってあります、ネタバレ勘弁してよな方はスクロールしないよう願います。









# by wtaiken | 2012-01-26 17:25 | 蝙蝠男の孤高の戦いは続くのか | Trackback | Comments(0)

リーアム兄さんも出演!  

撮影現場で見かけたよ、といったかねてからの噂通り、リーアム・ニーソンが「ダークナイト ライジング」にやっぱり出演のようです。若い頃に限らず、ブルースと出会った頃も回想されるということなんでしょうか...?
ま、また福田麗氏による記事はこちら。
※福田さん、あえてネタバレを避けた記事にやっぱりしているみたいですね、知っててあえてラーズ=渡辺謙としたのか、果たして真相は...?

記事の伝えるところによると、出演とはいえどうやら数シーン程度のことかと。カメオ的な出演ですね、きっと。
「バットマン ビギンズ」では、超えなければならない父性的強大な壁としてブルースの前に立ちふさがるヘンリー・デュカード(←いまさらながら、あえてそう表記)。
原作コミックには、不老不死の泉"ラズラス・ピット"で何度も甦る人物として設定されているけど、このノーラン版「ダークナイト」シリーズではよもや復活はすまい、と。

どうあれ、シリーズ完結篇にリーアム兄さんが戻ってくるというのは、ファンにとってはうれしい話でした。あとは"スケアクロウ"キリアン・マーフィーだな!

# by wtaiken | 2012-01-25 18:17 | 蝙蝠男の孤高の戦いは続くのか | Trackback | Comments(0)

人形は顔が命!  

「ダークナイト ライジング」日本公開まで185日にまで迫ってまいりました!

となるとぼちぼちキャラクター事業も満を持して各社製品を発表しはじめるわけで、前回のHOT TOYSにつづき、DCダイレクトからも「TDKR」6インチアクションフィギュア発売の告知が!
そして、ついにキャットウーマンの全身がつまびらかに!
来月ニューヨークで行われるトイ・フェアで公開されるようです。

オフィシャルでは昨年夏(だったか?)バットポッドに雄々しく跨がる半身スチルがリリースされて以降、いまのところ隠しネタみたいなことになっているキャットウーマンの全体像が、こういうカタチでフィギュア業界からリークされてしまう、いわゆるオフィシャル発表を出し抜く的なことはアメコミ映画にはありがちなことなんだけれども...まあとにかくお時間のある方はどうか見てってよ、この出来がさー、いまひとつなの。

まあこんなポーズを映画でするかどうかは知らないけれども、ポーズはまあいい。
けどさー、どこが一体アン・ハサウェイなんでしょうか。これは似ている似ていないを通り越して、どこのおばちゃんなんだ、だ。
これ見て「ダメだこりゃ、ぜんぜんセクシーじゃない!」なんて批判がネット上で取り交わされたりしてますが、これで判断してほしくないよね、しかし。
ただゴーグルやコスチューム、ブーツ、ベルトなどの造形がこれでよくわかる。

そして開発途中の、特殊ゴーグルを上げた猫耳バージョンもあり。ますますアンちゃんに似てません。
ついでにバットマンとベインの別タイプも。

バスト、胸像タイプも。

まあそりゃバットマンもベインも特徴的なマスクがあるからね、顔が似てるかどうかなんてわかんない。だから目立つよなー、あんた誰。(by谷啓)状態のキャットウーマンが...。

こりゃもうHOT TOYSの今後に期待するしかないね。

# by wtaiken | 2012-01-25 14:40 | 蝙蝠男の孤高の戦いは続くのか | Trackback | Comments(0)

TDKRあれこれ  

いやあ夜はしんしんと冷えるね。
暖房してても温い空気が足元に及ばない。例年になく、しっかり冬している冬という感じ。各地でとんでもない豪雪だったりするし。寒中お見舞い申し上げます。

金曜日はロケハンだったんだけど、雨だわ雪だわの大騒ぎな天候だったので、とにかくみんな仕事が早い早い。ぱっと現場見ては「OKOK」と肩をすぼめながら速攻ロケバスに戻る繰り返し。
とある現場の近くに郊外型の大きめな吉野家があって、それを見た制作が「こりゃ撮影当日お昼は吉野家っすかねえ」と、"近いことだし渋々"というよりはむしろ"近くにあってこれ幸い"くらい嬉しさを噛み締めるように言うのだ。
うむうむ。なんかわからなくはない。
ロケ弁としてはスタッフ受けのよい魚のおいしい金兵衛と比べたとしても、この時期冷たいものより暖かいものが数段勝るに決まっているし、それが"吉野家"となると、なんとなくテンションが割り増しされるのは一体なぜなんだろうか。
「ロケ当日のお昼は吉野家決定です!」と、早々にそれをクライアントや代理店に制作が宣言すると、私に限らずほぼ全員の「いんじゃねいんじゃね」の大いなる賛同っぷりが半端じゃなかった。まったく男はみんな吉野家が好きなんだな。
ところがそのあとロケハンが進むにつれ当日のスケジュールを考察するに、その吉野家近くの現場はお昼前には滞りなく終わらせ撤収、次の現場へ移動しなくてはならなくなってしまった。仕方ないよね、そりゃ。もちろん仕事優先だ...とはわかっていても、
「そうか、お昼、吉野家じゃなくなるんだな...」風。みんな。声には出さなくても。
なにもそんなに落ち込むんだったら今日でも明日にでも好きなだけ吉牛を勝手に各々が食えばいいものを、スタッフ総員のガッカリ感が暗雲のように移動中の車内を包む中、それを救いあげたのは、実に私の一言だった。
「そんなん吉野家の弁当を移動前に買ってきゃいいじゃん。」

ああ、そうそうそうだよ!冷めちゃうけどさ、それがいいやね!そうしよ、そうしよ。
まったく飽きれるくらい同意され、このときのスタッフ全員の結束感もこれまた近年稀に見るものだった。
こんなことに一喜一憂するこの仕事、うまくいきそうだ。

さて...

日本初!「ダークナイト ライジング」を表紙に採用したのは「映画秘宝」でした。
まあ妥当な線か。ただし特に特集が組まれているわけではなく、ごくごく簡単な紹介記事のみ。しかもそれを読むと、表紙では"2012年は『ダークナイト ライジング』"と謳っているくせに、完結篇としての作品の出来あがりを危惧してい、そもそも前作「ダークナイト」を"よし"としていない感じでした。これが、その紹介文を書いたライターの見解なのか、雑誌としての見解なのかは定かではないけれど、ま、評価はひとそれぞれだしね、改めて言うまでもなく。
なにより一切の雑誌からほぼ無視された2008年の「ダークナイト」公開時に比べ、こうして早々と表紙を飾れたという意味では上出来。

かと思いきや、量産型アクションフィギュアで、そこまで似るものかと業界騒然だった香港のメーカーHOT TOYSから早々と「ダークナイト ライジング」ベイン発売のティザー広告が。

たとえばこのHOT TOYSのジョーカーなんて、実際のスチルと並べて、この通り。

で、HOT TOYSで検索していたら、こんなマニア心をくすぐる商品も! ってこれはフェイクだけどHOT TOYSなら創りそう。(あるいはカスタマイズしたのか?)

このフィギュア化のチョイス、たまんないね、ナイスでした!

# by wtaiken | 2012-01-23 04:56 | 蝙蝠男の孤高の戦いは続くのか | Trackback | Comments(0)

間違い記事を正す  

ジョセフがロビン?の件が記事になってました。こちら。


んでさあー、いちいち目くじらたてて間違いを修正するのもどうかと思うんだけっどもさー、私が正さなくて誰がするという使命感から書かせていただくと...

以下、シネマトゥデイ記事からの引用(一部)

「全世界注目の映画『ダークナイト ライジング』の公開が今年夏に迫る中、ジョセフ・ゴードン=レヴィットがバットマンの相棒であるロビンを演じるのではないかといううわさが再燃している。ジョセフは警官ジョン・ブレイクの姿をパパラッチされており、うわさが事実ならば、一人二役ということになる。」

いやいやいや、なんないなんない。一人二役ってことではないですて!
警官だけど、バットマンを助けるパートナーとしてのロビンかもしれないってこと。ブルースがバットマンと2つ顔があるように、ジョセフももしロビン的な役割を果たすことになるのであれば、警官と別の顔を持つってこと。記事におこすんであれば、それくらい調べれば簡単にわかることだと思うんだけど、どうなんでしょうか福田麗さん。


んでこれくらいなのであれば、まあそんな勘違いもあるだろうくらいで見逃すところが、昨日に続き今日も福田麗氏による「ダークナイト ライジング」記事があって、それがこれなんだけど、ここでもまたぞろとんでもない勘違いをしていたので、もう黙っていられっかとばかりにこうして修正記事を書いている私なのです。

ひとまず記事全般を要約すると、

子役のジョーイ・キングがインタビューで、自分の役柄をラーズ・アル・グールの娘タリア・アル・グールの娘時代であるとリーク。これまでも「ダークナイト ライジング」にはタリアが登場するのではないか、それをマリオン・コティヤールが演じるのではないかと噂されており、それがコティヤールなのかどうかはひとまずおいて、ついにリーグ・オブ・シャドーの首領ラーズの娘がなんらかのカタチで「ダークナイト ライジング」に登場することが判明した!と伝える記事。

で、問題の間違えているところを引用すると

「タリアの父親であるラーズ・アル・グールは、シリーズ第1作『バットマン ビギンズ』で渡辺謙が演じた悪役で、ブルース・ウェインに格闘術を指南した人物。」

いやいやいや、渡辺謙からこんなバリバリ白人の娘は生まれんでしょうに!
てか、確かにこれはちょっとネタバレ気味な部分でもあるんだけど、渡辺謙が演じたのはラーズ・アル・グールの影武者。表立っては渡辺謙がそうであるようにしているけれど、実は真のラーズ・アル・グールがいる!ということで、もうここではさんざん書いちゃってるのであっさりバラすと、それがリーアム・ニーソン。
ま、リーアム・ニーソンの役柄はどこもかしこも本名である"ヘンリー・デュカード"と表記されていて、映画を観ないことにはそれをそうと知るすべはないけれども、間違いを公然と伝える記事はそれもどうかと思う。

ちなみに「ブルース・ウェインに格闘術を指南した人物」もリーアム・ニーソンです。渡辺謙は基本なんにもしてないっす。最後に剣振り回すだけで。
さらにちなむと、ラーズ・アル・グールとは、アラビア語の「悪魔の頭」という意味で、古き昔から歴史の裏舞台で暗躍しているリーグ・オブ・シャドーの首領に冠される称号的な扱いみたいよ、このシリーズでは。
そしてそのラーズ・アル・グールの若い頃を「ダークナイト ライジング」で演じるのがジョシュ・ペンスと発表されている。ジョシュ・ペンス、こりゃどこからどうみても渡辺謙にはならないよね。

# by wtaiken | 2012-01-20 21:26 | 蝙蝠男の孤高の戦いは続くのか | Trackback | Comments(0)

ジョセフはやっぱりロビンなのか?  

「ダークナイト ライジング」の予告篇第二弾でセリーナ・カイルが装着するネックレスが、どうも「バットマン ビギンズ」でのブルース・ウェインの母が殺される時にしていたネックレスと同じデザインじゃないか、と発見・指摘した人もなかなかのものだと思ったが、今度はその予告篇で仮面舞踏会におけるブルース・ウェインの背後にボケあしで見えているマスクの男が、刈り上げ具合から耳のカタチに至るまで、どうもジョセフ・ゴードン=レヴィットなんじゃないかという指摘がされてい、それを紹介しているCIAさんの記事がこちらなんですが...。
如何でしょう。なるほど言われてみれば確かに同一人物にも思えるわけで、
それにしてもよく見ているというか、貪欲になにかを発見してやろうくらいの意気込みで観ていないと、これはなまなかに発見できる代もんじゃないですよね、私も結構予告篇は繰り返し視聴しているけど、そんな発見は一切ないですもん。

んで、それがなぜに=「ロビン」につながるのかと言えば、CIAさんの記事にある通りで、演じるジョン・ブレイク刑事はどうやらブルース・ウェインをサポートする役柄だろうと言われており、ただそれだけでは単なる刑事に過ぎないんだけど、そこはやっぱりもともと大のバットマンファンでもあるクリストファー・ノーラン監督からのファンサービスのひとつであって、"若きブルース・ウェインの話なのでこのシリーズにロビンは出さない"宣言はしたものの、仮面舞踏会というシーンにおいてあえて意図的にロビンらしきマスクを装着させたのではないか、という、まあ勝手に噛み砕くとそんな指摘なわけです。

そういう目で見ると、確かに単なる仕出しのエキストラではなく、なんだかブルースをしっかり見守っている重要な人物に観えてくるから不思議なものだし、しかも短く刈り込み左サイドから横分けたジョセフの髪型は、テレビシリーズだったりのオールドスタイルロビンの髪型にもさも似たり、でもあったりするし。
いやいやそれどころか映画の中では前言をすっかり撤回して、ジョセフはしっかりロビンとして登場するかもしれないし、なんだかんだ言ってみたところで希望的観測は結局は憶測止まりで終わるのかもしれないけれど、とにかく「ああ早く観たい!」に話は尽きるね。

公開まで、あと191日です!

# by wtaiken | 2012-01-19 01:43 | 蝙蝠男の孤高の戦いは続くのか | Trackback | Comments(0)

NO MORE シイタケ and more...  

その日のうちに思いついたことをダラダラと書き連ねる、今日は小ネタの日。
その日のうちに何度か更新するかも、です。



ささくれる

両手の、ほぼすべての指がさかむけている。あまりにひどくなると絆創膏を貼るほどだ。おそらく年末から今も連綿と続けている大掃除の水仕事による指先の油分損失が原因だろうと思われるが、それにしてもこの別称ささくれがなぜ親不孝の証とされるのか調べてみると俗説はいくつかあるようで、たとえばわかりやすい説だと、水仕事でささくれてしまい指の痛さにそれ以上親の手伝いが適わなくなるからだというのだが、なにも遊び呆けたわけでもなく家事の手伝いが起因であるのにも関わらず、そのうえ痛みを乗り越え水仕事などの手伝いをしなければ不幸ものと言われてしまうのだから、まったく親孝行するのも大変だよ。

シイタケを無理矢理食べされられる拷問ついでに、このささくれを指の根元に向かい一気にむかれてしまうというのも、すぐに口を割ってしまうだろう拷問の一つだろう。ささくれは、一体どこまで広がってむかれるのだろうか。ああ考えるだけでなんて痛い拷問なんだ。


夢の話

これはだいぶ以前にここで報告済みだが、若い頃、ひと月の間に続けざま2度財布を落したことがある。
一度目は親切なおばちゃんに拾われ警察から連絡があって無事回収した安堵も束の間、数週間後また往来で落してしまい、すぐに気づいて今来たばかりの道のりを何往復も目を皿にして捜したけれど見つからず、財布はついぞ返ってこなかった。
カード機能をすべてストップしなければならなかった労苦もさることながら、人生の中でそうそうあっては困る"とても大事なものを落してしまう"といううっかりミスを立て続けにしてしまった己への自己嫌悪で、休日の丸々一日を壁にもたれかかり涙ながらに猛省したというトラウマは、いまでもありありとした夢となってあのときの心の傷をほじくり返すのだ。
財布を落してしまう夢の中で私は「今度こそは夢ではなく、またしてもやってもうたのだ!」と愕然とし、そして冷や汗とともにガバッと起きてはそれが現実ではなかったことに枕元で安堵する経験は数えきれないほどあり、そろそろ私も学習をして夢を夢と見破ってもいい頃だと思うのだが、夢もさるもの、回を重ねるごと「財布を落す」だけでは飽き足らず(?)微妙にアレンジを加えてきているのだから厄介だ。

駅のホームにいる私は、なにかの都合で手荷物から離れてしまう。
離れたところでなにか一悶着ある。悶着の中で、私はふと気ずく。あ、手荷物にところに誰も見張っている人がいないじゃないか。これはまずい。私は慌ててホームを手荷物の方へ駈け戻る。遠くに私の手荷物が小さく見えてくる。よかった、誰にも盗られずに済んだようだ。
ホッとしてそのカバンを手に取る。軽い。そうなのだ、カバンだけが残されて、ごっそり中身のすべてが盗まれていたのだった。
うわー、ついにやってもうたー! ちっきしよー(コウメ太夫) 財布、と・ら・れ・たー!
で、目が覚める。この手荷物を置きっぱなしにするのが自転車のカゴだったりして、側だけ残される置引きの、そんなパターンになっている。

すわっ盗まれたかとハラハラさせ、そして一旦安心させてから一気に奈落に突き落とす、この揺さぶり! 緩急の王道!われの夢ながらあっぱれだとは思うが、そんなヴァリエーションで自らを苦しませなくてもいいのにとつくづく思うのだ。


総選挙第一位!

インターネットでいとも簡単に調べものができるなんて夢のまた夢の頃、カップヌードルは発売当初、赤いロゴの「ベーシック味」と茶色いロゴの「カレー味」にもうひとつ、緑のロゴ「天そば」があったと言ってなかなか信じてもらえなかった。言った私が「あれは幻か?」と半信半疑になるくらい誰からも同調してもらえず、つまりそれほど世間に浸透せずに「カップヌードル天そば」は市場から姿を消したとも言えるのだろう。

昨今のAKB効果による総選挙流行りに乗じた"カップヌードル40周年記念の復活総選挙"が昨年行われ、堂々一位に輝いたのがその天そばだった。
これは"懐かしい"というより、むしろ"なんじゃこりゃ? 一度食べてみたい!"という好奇心票が多く投じられたのだろうと勝手に憶測しているが、それがようやく発売、昨日スーパーで3つ購入した。
なにゆえ3つかって? この後即完売でもしてみろ。ああもう一度やっぱり食べたい!なんて後悔先に立たず、妻への分け前も考慮しての3つ、なのだ。


これがどれくらいの販売期間ののち生産中止になったのかは知らないが、それにしても40年近くぶりに食べることが叶ったわけで、こうしてみるとAKBも捨てたもんじゃないなと思ったりなんかした。いや、捨てたもんじゃないどころか、「Everyday、カチューシャ」はいい曲!

さて、早速食べてみて愕然としたのだ。なんと、かやくに刻み椎茸が入っているではないか!
私は、この世のなにより、椎茸が嫌いだ。子供口だと罵られようともこればっかりは仕方ない。偉い人との酒席でその偉い人から椎茸を是非とすすめられても私は断固食べない。きっぱりそこだけはお断りする。口の中いっぱいに椎茸を放り込まれる拷問にかけられたとする。秘密なんてあるもんか、即答しちゃうよお。バラしちゃうよお、すぐにね。それくらい嫌いな椎茸入りだったのだ。

思い出とは美化されるものなのだな。
大っ嫌いな椎茸入りもこうして忘れているし、その他のカップヌードルに比べ具が淋しげなのもいただけない。椎茸に、小さいエビ天と刻みネギ。ただそれだけだ。シンプルといえばシンプルなのだが、彩りも地味すぎて、どうもリピートの手が伸びない。
なるほどこれは定番にならないのも道理だと思った。

んー...いらないな、あと2つ。

# by wtaiken | 2012-01-18 00:31 | 小ネタ集 | Trackback | Comments(0)

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